昨日のフェリー廃止でも書きましたが、これからは車社会から公共交通を主体とした交通体系に変えていくべきときが来ているはずです。
しかしながら、そんな国の未来を考えて政治をするのでなく国民を近視眼的な利益で釣ってでも選挙に勝ちたいという政治家ばかりではそんなことを期待すべくもないのが悲しいところです。
しかし、時代はもっと劇的に変わるのかもしれません。一時は在宅勤務などと騒がれながら日本ではあまり定着しなかったが、アメリカでは意外と進んでいたようです。
更新2010年02月10日
東海岸を襲っている大雪の影響で、連邦政府が首都圏の役所を3日連続で閉鎖するなどオフィスから人影が減っているが、通信機能の普及でテレコミューティング(コンピュータを使った在宅勤務)が可能な人が多く、ビジネスはほぼ普段通り活動を続けている。
USAトゥデイによると、雪が降って仕事が休みになったのは昔の話。最近は高速コンピュータ、ブロードバンド(高速大容量通信)、無料の公共無線LANなどの普及で状況は一変した。コネチカットのオンライン・マーケティング・サービス会社アダプティブ・マーケティングの場合、社員に、大雪が予想される時はトールフリー番号でオフィスが開いているかどうかを確認し、閉まっている場合は会社提供のラップトップを使って自宅で仕事をするよう指示している。
今は多くの企業で、IT(情報技術)部門が業務の円滑な継続を支えており、雇用主はそのために十分な通信機能を確保しなければならない。在宅勤務支援団体テレワーク・コアリションのチャック・ウィルスカー理事長兼最高経営責任者(CEO)は「適切な規則と手順、情報処理技術を組み合わせれば、離れた場所からの勤務は問題なく機能する。事前の計画がない場合がいちばん困る」と話している。
ワシントンDCの情報公開推進団体サンライト財団も、連邦機関の閉鎖とともにオフィスを閉鎖したが、渉外担当者のニコ・マーゴリーズ氏は10日も自宅で勤務した。「どんなにひどい吹雪でも仕事は休みにならない。暖房は切れたが室内ヒーターとネットワーク・アクセスがあるので仕事は続けられる。唯一オフィスと違うのは、パジャマを着ていることだね」
面白いですね。私も在宅勤務の時代を期待していましたが、実現されることはありませんでした。対人間同士のつながりを重視する日本には馴染まないところもあったようですが、アメリカでは静かに進んでいたということのようです。
日本でも、インターネットの普及から考えるとちょっと推し進めれば意外と普及は簡単なのじゃないでしょうか。
通勤が無くなれば、これこそ究極のエネルギー削減になりそうです。公共交通への変換なんて遠回りをしなくてもこれなら一挙に問題解決が近くなりそうです。
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