団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★米企業CEOの巨額報酬、格差は縮小傾向でも深い溝

2019年08月30日 | マネーゲーム

  日本と西欧の経営者の報酬の格差はどうしてなのかを詳しくねずさんが、5月24日、第1801回の「 ★これこそが日本的経営」で、教えてくれました。
  これだけでも日本の経営の素晴らしさを思い知らされたものです。その美風も孫などKorea系の経営者などの影響でかなり崩れて来ていますが、それでも、アメリカ等と比べると可愛いものです。

  そんな米企業の報酬の格差が縮小したのだそうです。中身を読んで笑ってしまいました。やはり、欧米が日本的経営に近づくのはまだまだ遠い未来のようです。
  それよりも、日本が追いつかないかと心配です。そうなれば、日本の企業も終わっているのかもしれません。さて、どちらが勝つか。   

  ロイターより   2019年8月 25日

  コラム:米 企業CEOの巨額報酬、格差は縮小傾向でも深い溝

 [ロンドン 16日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米大手企業の経営トップの報酬は一般的な従業員との差が過去20年ほどの間に縮まった。信じがたいかもしれないが事実だ。

 左派寄りシンクタンク、経済政策研究所が14日公表したリポートによると、米大手企業350社の最高経営責任者 (CEO)の2018年の平均報酬は一般従業員の278倍で、ピークだった2000年の368倍から倍率が約25%低下 した。

 CEOの昨年の平均報酬は1720万ドルで、これをわずかな額という人はいないだろう。しかし経営トップはプライドが高 い人種だから、相対的な報酬の低下に対してほんの少しは同情の余地があるのかもしれない。

 いや、違うかもしれない。なにしろ1978年にCEOの報酬は一般従業員の30倍だった。ひと世代前のこととはいえ、今 の経営トップは当時よりはるかに多くの技量が必要だということはありえないだろう。2018年は278倍で、米国では富 がほんの一握りに集中していると考える人々にとって両者の差は依然として大きい。

 こうした不満を持つ人々は、ただ待っていればよいのかもしれない。CEOと一般従業員の報酬差は、2000年以降のペー スで縮小し続ければ50年ほどで40年前の水準に戻る。当時、役員以外から経営幹部の報酬が低いとの懸念は出ていなかっ た。しかしどうしたことか1978年以降に大手企業のCEOの報酬は10倍に増加した一方、民間企業の一般従業員の報酬 の伸びは12%程度にとどまった。

 つまり、2000年以降はCEO報酬の相対的な伸びが緩んだとはいえ、収まったというにはほど遠い。CEOと一般従業員 の報酬差は、米国における所得の不均衡の代表的な事例の1つとなっている。民主党の一部で反エリート主義が重要なテーマ となっている折、経営トップは報酬ダウンのペースの加速を考えた方が良いかもしれない。報酬が少々減ったところで実質的 な痛みはないが、政治的な反エリート革命が起きればそうはいかないだろう。

 ●背景となるニュース

 *経済政策研究所が14日発表したローレンス・ミシェル氏とジュリア・ウォルフェ氏の報告書によると、米大手企業350 社のCEOの報酬は1978年以来940%増加したが、一般的な従業員の報酬の伸びは12%にとどまっている。

 *暫定データから弾き出された350社のCEOの2018年平均報酬はストックオプションなどを含め1720万ドルで、 17年比で0.5%減少し、16年比で7.1%増えた。

 *18年のCEOの報酬はフルタイムで働く平均的従業員の278倍。ピークの2000年には368倍に達していた。

  「1978年にCEOの報酬は一般従業員の30倍だった」は、衝撃です。アメリカも今のような極単な差はなかったということです。
  となると、何が原因でしょうか。やはり、グローバリズムやマネーゲームが始まったということかも知れません。やはり、グラス・スティーガル法によってマネーゲームを禁止することが必要なようです。

  金融業界などの金転がしで何百億の収入なんて話題が飛び交うようになって経営者が変わったのじゃないでしょうか。

やはり、敵はマネーゲームだった!

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