団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★米豪英で「オーカス(AUKUS)」

2021年09月21日 | 国際

 オーカス(AUKUS)なんて米豪英の結成という驚くべきことが始まったようです。もしかしたら日本も見放されたのかも。

  宮崎さんが詳しく報告してくれています。何と、豪がフランスとの潜水艦の契約を破棄してアメリカの原潜を導入するのだそうです。
  フランスはカンカンのようです。とは言え、それも日本の潜水艦を横取りしたものと言えそうです。結局は日本が一番虚仮にされたのかも。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和三年(2021)9月17日(金曜日)
 通巻第7055号  <前日発行>

 米豪英で「オーカス(AUKUS)」。カナダとNZは見放された
  クアッドに併行、将来は再合併? シックスファイブはどうなるか?

 9月15日、バイデン大統領はホワイトハウスで英国と豪州をつなぎ、ジョンソン首相、モリソン豪主張とオンライン会談。米 豪英の「オーカス(AUKUS)」結成を決めた。
Aは豪州,UKは連合王国、USは米国。日和見主義的な態度を示してきたカナダとNZは置いてけぼりを食らう。

 遅れじとばかりに艦隊をインド洋から南シナ海へ派遣したドイツは、フリゲート艦の上海寄港を断られた。
フランスと英国は南シナ海海域に空母などを派遣した中国を牽制したが、これの列にドイツも加わったことにつむじを曲げたらし い。

 AUKUSで、とくに目玉となるのは豪への原子力潜水艦技術供与だ。
このために豪はフランスとの契約を破棄する。しかし核兵器を保有しない豪が原潜を保有して、どれほどの軍事的効果があがるか は未知数。三ヶ国は「AI技術などの共有と集約化を図る」とする。

 台湾の動きが活発化している。
台湾の防空識別県に中国軍機の侵入は2020年に446回。それが9月15日までに、482回に及んでいると台湾国防部が発 表した。たとえば9月15日、一日だけで中国空軍機は、9機が台湾流空を侵犯した。偵察機1,殲16型戦闘機6機、 AWACS機1,哨戒機1の合計9機。

 台湾南部の屏東県でもAWACS機、戦闘機の発着訓練が高速道路を滑走路に替えての演習が繰り返された。

 加えて、米国から新型戦車X109A6を40両、ハイマースや中距離ミサイル自走砲車両11基などの供与を受けるという具体 的な予定がある。艦船の補充も進んでおり、2030年までに新造軍艦は10隻となる。

 台湾駐米大使の粛美琴は全米州議会連盟(ALEC)の年次総会に招かれて講演し、台湾防衛への協力を訴えた。
第一に断固として国際的に「台湾」と呼称して欲しい。第二に東京五輪で図らずも中国選手のモラル低下が顕れたように、中国全 体の士気低下ぶり。第三に全米の大学にいまも展開されている孔子学院への監視強化などを訴えた。

 バイデンのような親中派の米国も、基本の国益に関しては剥き出しの反中路線を明らかにしたこと、しかし「同盟国」の筈の日 本に、またもや親中路線を突っ走るのが、次期首相に有力とか。

  世界の反応を宮崎さんが書いてくれています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和三年(2021)9月17日(金曜日) 弐 通巻第7056号  

 衝撃が中国、露西亜、EUを揺らした「オーカス」(AUKUS)
  フランスは激怒、豪・英国内でも反対論が突出。ロシアは原子力の恐怖を語る

 9月16日、米英豪首脳会談で発表されたオーカスは、豪海軍に原潜技術を供与するという中国封じ込め戦略の一環だが、今後 18ヶ月以内に具体的な計画を煮詰め、最終的に8隻の原潜を豪が保有することになる。
 軍事専門家からみれば、核ミサイルを積み込まない原潜に、いかなる軍事的意味があるのかと疑問視する向きもある。

 世界各国の反応を比較してみよう。
 中国は激怒にふるえ、「豪兵士が一番先に死ぬことになる。英米豪は冷戦構造のメンタリティで対応しているからだ。これは核 戦争の可能性が高まるという脅威に繋がる」と激しく非難した。

 ロシアは「海のチェルノブイリだ。豪はこれで自ら死ぬことを決めたのだ」(プラウダ)。
 フランスも契約を破棄された恨みから激しく批判し、EU議会も「台湾で戦端が開かれた場合、EUは巻き込まれるのではない か」(ジョセフ・ボレルEU外交担当)と嘆きつつ「この決定の裏には米国の戦略があり、アジア地域安定、艦隊の寄港、航行の 自由というルールを守るべきだろう」と総花的な批判を展開した。

 豪国内では野党議員が「モリソン首相の選択は最悪だ」と怒鳴る議員がいる。
英国でもメイ前首相が「台湾で戦火となれば、危険に晒される」と疑念を呈した。

 歓迎はインドだ。「これでインド太平洋の海域での安全保障が高まる」
 さて、日本の反応は?

  高市さんが総理になればこの仲間に加わる動きをしてくれるのじゃないでしょうか。

  Haranoさんもこれを取り上げてくれています。


  日本が堂々と核兵器と源泉を持つ日は来るのでしょうか。


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