☆海の上のピアニスト(1998年 イタリア、アメリカ 160分)
伊題/La leggenda del pianista sull'oceano
英題/The Legend of 1900
監督・脚本/ジュゼッペ・トルナトーレ 音楽/エンニオ・モリコーネ ロジャー・ウォータース
出演/ティム・ロス プルイット・テイラー・ヴィンス メラニー・ティエリー ビル・ナン
☆アレッサンドロ・バリッコ『Novecento. Un monologo』
海の上のおとぎ話。
どうやら、日本での公開は、短縮版125分だったらしい。DVDもそうで、完全版を日本語字幕で鑑賞できる日が来るんだろうか?
まあ、それを期待してメモだけ残しておけば、設定としてはやや強引なところもあるし、船員がみんな降りちゃってから、船の中で生きていくための食べ物はどうしてたの?とかって突っ込みも入れられるし、寓話とすれば、なにか教訓めいたものがあるはずなんだけど、そんな事はどうでもいいような感激がある。
まあ、トルナトーレ好みの物語であることはまちがいなく、船の上で一生を過ごしたピアニストなんていう、現実ではありえないような人間をリアルに描いてしまう演出は、とっても好きだ。けど、どうなんだろう?これって、船の話を城に置き換えたりしても成立するんだろうか?『天守物語』みたいなおどろおどろしい話じゃなくて。
けっこう、あるかもね。