☆スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望(1977年 アメリカ 126分)
原題/Star Wars Episode IV A New Hope
監督・脚本・製作総指揮/ジョージ・ルーカス 音楽/ジョン・ウィリアムズ
出演/マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャー アレック・ギネス
☆観たのは、特別版
大学受験に失敗したものの、これといって傷心のおもいでもなく、のんびりとした浪人暮らしをしていた1978年夏、中日シネラマで、とんでもない体験をした。
35ミリをひきのばした70ミリ方式での公開だったから、ほんとうのシネラマではないにせよ、弩びっくりした映画に出会った。
それが『スター・ウォーズ』で、黒澤明に入れ込んでいたにもかかわらず、隠し砦の三悪人』のことはすっかり忘れて銀幕に食い入っていた。
最初、この作品はたいした扱いを受けていなかった。雑誌の制作宣伝を見た時も『惑星大戦争』という古くさいタイトルで、ふつうのスペース・オペラでも来るのかな~って印象だった。ところが、アメリカで大ヒットしてから扱いががらりと変わり、日本でも空前の大ヒットになった。
あの時代、大作はシネラマで公開されてて、もう、画面に包み込まれたような幸せな空間だった。そこで、宇宙船がフレームインしてきたときは、まじ、感動した。ああいう体験は、もうできないんだろね。