◇宇宙戦争(2005年 アメリカ 114分)
原題/War of the Worlds
監督/スティーヴン・スピルバーグ 音楽/ジョン・ウィリアムス ナレーション/モーガン・フリーマン
出演/トム・クルーズ ダコタ・ファニング ミランダ・オットー リサ・アン・ウォルター
◇H・G・ウェルズ『宇宙戦争』
旧作とどっこいどっこいかとおもってたんだけど、やっぱり、特殊効果の凄さは差がありすぎではある。
ちなみに、トライポッドの咆哮は『未知との遭遇』の宇宙船の出す音声なんだね。お、こういう使い回しはなんか意味があるのかな?ともおもっちゃうんだけど、考え過ぎかしら。
ただまあ、映像の物凄さがないと、こいつはまいったな~という筋立てなのは、原作をいじらなかったんだろうから仕方のないことなんだけど、せっかく「大阪では何体か倒しているらしい」っていう魅力的な台詞があるんだから、ぜひとも、日本を舞台にした『宇宙戦争』を作るべきだったとおもうんだな。
そしたら、原作とはまるで違う内容をおりこむこともできたんじゃないのかしら?
主題になってるのは、ちょっとばかり心の離れてしまった家族が、とんでもない危機をそれぞれが通過することによって、お互いの大切さを再認識するっていうものなんだから、なにもアメリカが舞台じゃなくても、充分、日本でも通用するよね。
だからさ、大阪でトライポッドを倒そうよ!