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ドリームガールズ

2007年03月24日 12時47分04秒 | 洋画2006年

 ◎ドリームガールズ(2006年 アメリカ 131分)

 原題/Dreamgirls

 監督・脚本/ビル・コンドン 音楽/ヘンリー・クリーガー

 出演/ビヨンセ・ノウルズ ジェニファー・ハドソン アニカ・ノニ・ローズ エディ・マーフィー

 

 ◎1960年代、デトロイト。

 ぼくは、どうも舞台が苦手だ。生ものはダメっていうより、大仰さについていけないからだ。だから、どれだけ『ドリームガールズ』の舞台がおもしろいといわれても、なんだか、行く気になれず、いまだに本場の凄さを味わっていない。そんなぼくだから、かなりいいかげんな見方になっちゃう。

 でもまあ、舞台では観られないものも、映画にはある。ビヨンセの登場シーンのかわいらしさったらないけど、それもそのひとつだ。ま、それはさておき、舞台ミュージカルが原作ってことを感じさせないくらい巧みな展開だった。エディ・マーフィーがとてもよく、よくやったぞ的な部分もあるし、いかにもハリウッド的な泣かせも上手に織り込んでる。

 で、ちょっとだけ、整理しときたい。

 映画に登場するドリーメッツのモデルは、黒人女性グループのシュープリームスだ。ダイアナ・ロス、フローレンス・バラード、メアリー・ウィルソンの三名で、それぞれを、ビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン、アニカ・ノニ・ローズが演じてる。

 注目は、フローレンス・バラードを演じたジェニファー・ハドソンだ。抜群の声量で、実際、フローレンスはダイアナ・ロスを凌いだらしい。まあ、そういう役回りだったから、ビヨンセも声量をおさえたって話だ。ただ、そのフローレンスは、グループを脱退後、ソロで活動したんだけど、アルコール中毒がたたって、いったん復帰したものの、32歳で没したらしい。

 そんな彼女たちの伝記を著したのがメアリー・ウィルソンで、この伝記『Dreamgirl: My Life As a Supreme』が舞台になって、今回の映画になったそうだ。

 なんだか、三者三様な人生だよね。

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