◎夏に抱かれて(1987年 フランス 119分)
原題/De Guerre Lasse
監督/ロベール・アンリコ 音楽/フィリップ・サルド
出演/ナタリー・バイ ピエール・アルディティ クリストフ・マラヴォワ
◎フランソワーズ・サガン『夏に抱かれて』
フランスの性根とか書くと批難してるみたいだけど、なるほど、サガン原作か~とおもわず納得しちゃう展開のWWⅡ恋物語。
大切な情報を得てそうなレジスタンスの話なのに、恋愛オンリなのは、なんとも最高だ。
フランス映画はこうでなくっちゃいけない。
あらすじは、いたって単純だ。
レジスタンスに加担してるナタリー・バイとピエール・アルディティの、ユダヤ人の家族を国外へ逃がすために頼った先がクリストフ・マラヴォワの所だったんだけど、マラヴォワがナタリーの美しさに魅せられ、ふたりで情報収集のためにパリに行った際、ついに抜き差しならない関係になり、それがアルディティに発覚し、ナタリーは強姦されたあげく、アルディディは出征、 ナタリーとマラヴォワとの関係が良好だったのも束の間、ナタリーは戦火に消える。
ってな感じの、徐々に戦争を主題のひとつにおいてきたサガンらしい物語だ。
ま、ぼくはとても好きです。