Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング441. 小説:小樽の翆370. 幕間20. イラスト、外出自粛、シャクだから官能小説を書いている!

2021年05月11日 | Sensual novel

 

 「小説:小樽の翆」のイラストも既にファイル6册分のストックになってしまった。コロナ禍で遠出することもままならないからこそ、荒唐無稽な官能小説もどきを意地で続けている。意地を通すか、折れるか、心は迷うが、やめるのもシャクだから書いている。

 そういえばオリンピックも強引にやるだろう。仮に我が国が中止をすれば、世界各国から選手強化費用の損害賠償請求が一気に来るから、やはり実施するんだろうな。

 そんなブログでは、強引さのあまり時折筆が滑り、思わずキーマカレーなんてテキストに書こうものなら、そのイラストを描かなければならない。

 そもそも料理のスケッチは、ケーキとかイチゴ一粒というならば、立体が把握しやすいから描けるが、キーマカレーなんていうと、立体が無数に散らばっているのだから難儀だ。

 もちろん塊として捉え省力化して描く方法もあるが、それでも食材を表現するのは高等技術だ。

 ならば写真でいいじゃん。といって手元に写真がなければやはり描くしかない。 

左:ドローイング287.小説:小樽の翆218. それぞれの秋が一堂に会した(2020年10月29日)

右:ドローイング438.小説:小樽の翆367.聚食の景(2021年5月7日)

 

 逆に描きやすいのは、裸婦だ。これは既にクロッキー教室で描いているから、描き起こすのも容易だし、面倒ならばそのままアップさせてしまえばよい。ブログも手を抜くと毎日裸婦のアップになるかもしれない。

 最近Poserというフィギャーソフトを再び使ってみた。どんな複雑なポーズでもつくれるからモデル代わりになる。ただ3DCGなのでリアリティには欠けている。そうなるとクロッキーを元に描いたほうが人体の生々しさが出てくるし、結果としてこちらの方が早い。

左:ドローイング390.小説:小樽の翆319.赤袢纏のオンナ(2021年2月8日)

右:poserによる3DCG

 

 風景については99%位までが、想像デッサンだ。この程度の風景なら小樽の周辺で見られるだろうとする意識で描いている。緊急事態宣言が出されている状況でスケッチにでかけることもままならない時だ。想像でいいじゃん!、なのである。

 例えば下図図版の左は、積丹半島の古平から眺めた景観を描いているが、実際海岸にゆけば船を海に下ろす船台は、昔はあったかもしれないが今は痕跡すらない。むしろ絵として描いた方が面白いから描き加えた。

 また室内に至っては、さらに想像の度合いが進む。多分札幌あたりの古いビルを探せば、この程度のクラシックな装いぐらいは、どこかにありそうだ。ならば雑然とした室内の風景を描いてしまおうというわけだ。

 風景画といってもみたとおり写実的に描く必要は無い。現実に存在しない風景であっても、私という感性がみた風景だ。

左:ドローイング395.小説:小樽の翆324.酷寒の積丹半島(2021年2月24日) 

右:ドローイング435.小説:小樽の翆364.二度婚の勧め(2021年5月4日)

 

 写実的であれ、想像デッサンであれ、風景のヒントが欲しい。実際に小樽にも出かけたが、外出自粛の時代に、そうそう通えるわけではない。そうなるとWEBから引き出すしかない。例えば下図左は、ネットサーフィンの途中でみつけた絵画であり、引用元不明なのでクレジット無しでアップさせている。

 背景から手前の木枝に向かってくる大きな空間感が面白いと思った。そうなると背景の描き方がポイントだ。

 それで模写するつもりで描いていたら、絵具や筆の水加減で、まったく異なった風景になってしまった。遠景観を描いたはずが、近景観だ。これじゃ公園の小さな池ぐらいだが、小さいとはいえ、一応これも冬の景色であるのでテキストを手直ししてアップさせた。

左:WEB画像

右:ドローイング385.小説:小樽の翆314.デリッシュ・キッチン(2月3日)

 

 どんな小説でもいいし、どんなイラストでもいいし、人に読まれる必要もない。でも文章とイラストとのクリエイションってかっこうのコロナ禍の時間つぶしだが、変異ウィルスのおかげて、京都アクアリーナもクロッキー教室もお休みになってしまった。ダイエットは最近の生きがいだったのに、それができない。裸婦を描いて気分転換もダメ。さらにお店は酒を出さない・・、いつから禁酒法ができたんだ。これまでの自粛期間のなかで一番ストレスがたまりそうだ。

 さて、そんな「小説:小樽の翆」も、はや1年以上続いている。

 フィールドへ出かける事を常としている立場では、そんなストレスは、幼稚なテレビやゲームや料理づくりだけでは解消されない。だから外出をして、久しぶりの都市の空気や刺激を感じ、友達と会食し情報交換をしたりと・・。もう感染したっていいや!、都市の人出が大きく減らないのも、そうしたやけくその気分があるのだろう。

 4月25日から続いた京都府の緊急事態宣言も今日で終わるはずだったが・・・・、終わらない。先進G7国は既にワクチン接種がデータに現れるほど進んでいる。これにひきかえ日本はデータ上にはまだ見られない。治療薬アビガンを世界に提供してきた見返りが、この遅さですか。日本は、ワクチン調達に大幅に出遅れたので、効果の薄い宣言をだし国民の眼をそらそうとする施策とも思われる。

 変異ウィルスが登場してきてから実効再生産数が高く、そしてこの数値が低減しない事がデータから見て取れ、変異ウィルスの特徴のようにも推測できるが・・・。

 そうなるとこれまでとは状況が異なり、宣言ではなく都市自体を封鎖するロックダウンの必要性が高まっている。だからワクチン調達を前倒しにし、全国の医療機関を総動員してワクチン接種を早くすべきじゃないですか。すくなくとも今年の夏までに社会的免疫を獲得するぐらいの速度(全国民の6割以上の接種)が必要だと思われるが・・・。これについては、月末のデータをみながらまた考察してみよう。

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