Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak543. 小樽の旅26. 美国通い

2021年05月21日 | field work

 

 結局二日間午前中は美国通いだった。

大半の雪が融けてしまったが、それでも少し徘徊すれば、一応冬の景色だ。

美国の手前の厚苫(あっとま)で下車して、美国方向へ歩きながら、赤い灯台の先に微かに見えるリアス式海岸を確認する。来年の冬に来たときのロケハンといってもよい。

ここは朝の光次第だし、300〜400mm位の超望遠レンズが必要だろう。そこで100mmのレンズで撮影した画像から遠くのリアス式海岸が納まる画角を割り出した。すると400mmのレンズが必要だということがわかった。ちゅうことはEOS1DsにEF100-400mmLレンズをつけてくる必要がある。方角からすれば朝の光があたる頃。一番のバスというと早くても8時15分着か・・・。

背後に白い山が忽然と現れた。積丹岳か。樹木がなく雪で覆われている異様な白装束が面白い。北海道の山だ。

美国川をわたると鴎が群れていた。朝は鴎の鳴き声がするはずの港町だ。

この地方でこの程度の積雪では、排泄した雪が残っているだけだから冬とはいいがたい。

春の予感といってよいだろう。

来月から旅館も営業する。

だけどうちは真冬志向だから春以降は来ないんですねぇー。

冬の景色は、とても大きな観光資源である。

だから黄金岬の展望台へ続く道は少し除雪してほしいけど、それが無理なほど岬への道は雪が積もっている。

だから冬は、厚苫からの撮影だろうな・・・。

この集落は、どこを撮ってもファインダーに納まりやすい。

というのも北海道の町の多くが縦横道路で区切られた正方形の街区ばかりだから、絵になりにくところが多い。

札幌、旭川、倶知安・・・と明治以後に開拓された都市は縦横道路で構成されている。

もう一つ気がついた。空間がゆったりしているためか100mmクラスの望遠レンズ使いやすい。

だから今日は、コンタックス・ツァイス風に色調補正してみた。

 

積丹町美国町

NikonDf,Carl Zeiss Macro Planar 100mm/F2.0T*ZF

1)ISO200,露出補正-0.67,f/5.6,1/1600

2)ISO200,露出補正0,f/4,1/1250

3)ISO200,露出補正0,f/16,1/200

4)ISO200,露出補正0,f/2,1/2500

5)ISO200,露出補正-0.67,f/5.6,1/1600

コメント
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