小樽市内の運河通りから、これまで歩かなかった錦町に足を伸ばした。
これまで見たことがない街を歩くというのは、ワクワクする。
小樽は、私の好奇心にこたえるかのように古い建物が点在している。
トップの画像は横に平屋の民家が併設されており、お風呂屋さんのようだ。
このクラシックな中がお風呂屋さんとして使われているかどうかは少し疑わしい。
風呂に入ってみればわかるが、それ以上の詮索をしてもしょうがないので、足を勧める。
板葺きの民家を横目に梁川通りの商店街がある。
さしあたり駅に向かって歩いてゆこう。
先に進むと、レトロな元美容院に遭遇する。
窓回りは修復されているりで、当時の姿がみたかったな。
既に営業はしていないので、早晩取り壊されるだろう。
そんな片付け屋の車が止まっていた。
さらにゆくとまたクラシックな民家だ。
Harbotとは、カフェか・・・。
おっと手宮線の跡地をまたいだか。
街歩きは、時折道がそれる。
駅への道に戻りがてら、今度は格子戸の立派な木造民家に遭遇する。
個人宅でないとすれば元遊郭か・・、だがこのあたりが遊郭街だったという話は聞かない。
そういえば、小樽の旧遊郭はどこだ?。
調べると金曇町(こんたんちょう)に官営遊郭があったとしるされている。
その後高砂町が派生し、勝納川の近くだとすると、ナンタルの方だ。
その後小樽の中心街が北西方向へ移動して現在の位置になった。
知らない町を歩きつつ、町の由来を調べつつ、時間の概念を飛び越えて歩くのも少し面白い。
そんな古さがないと、撮影する楽しみも半減する。
ニコンF3にトライ-Xをつめ標準レンズだけで撮影する。
これで建物の全景が入らなきゃカット、割り切りがよい。
これは街歩き機材にうってつけだな。
2021年3月23日、小樽市
NikonF3HP+MD4,Carl Zeiss PlanarT*50mm/F1.4ZF2、Tri-X
フィルム現像:写真弘社