Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak541. 小樽の旅24. 漁具の色彩

2021年05月19日 | field work

 

 美国の漁港を歩く。

 漁具やウェアの色味が、昔と比べると綺麗になった。昔なら彩度の一番高い純色が圧倒的に多かったのだが、色相を僅かにずらしたり、彩度を下げたりして、色味が良くなっている。

 一つはペイントの色が良くなったということがあるのだろう。それに漁業者の世代交代が進み、そんなダセー色じゃ仕事する気分じゃないぜ、といった若い世代の色彩感覚が良くなった、などの理由がありそうだ。

 そして、さらにブランド化してくると、さらにお洒落になってくる。色味が良くなるのに利用者の世代交代が必要だった。ここまで来るのに40年はかかった。見ている人間としては、色味が生産の場に普通に浸透するまで、随分と時間がかかると思われた。もちろん背後には、こうした漁具を製造するメーカーの意識が少しは向上した事が一番の理由だが。

 これが海外の漁港にゆくと、さらに綺麗な色ばかりが登場する。生産現場の色というのも、探ると面白そうな発見がありそうだ。

 

積丹町美国町

NikonDf,Carl Zeiss Macro Planar 100mm/F2.0T*ZF

1)ISO200,露出補正0,f/11,1/400

2)ISO200,露出補正0,f/11,1/320

3)ISO200,露出補正0,f/2,1/4000

4)ISO160,露出補正0,f/2,1/4000

5)ISO140,露出補正0,f/2,1/4000

コメント
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