アチキが小樽公園でスケッチしていると、下校途中の小春がやってきた。中学生になったから制服姿だけど、気分はいつもと変わらない。
小春「オジサン、今日もここね!」
「デスクワークのあとの散策ですぅー。すそぐそこの菁園中学だろ?」
小春「うん、いつもと変わらないんだ。だって小学校の隣だもん」
「じゃあ、ユウ君とも一緒なんだ」
小春「クラスも一緒だよーーん、ユウ君最初から成績トップなの」
「いいじゃん、優秀な彼氏で」
小春「でもねぇー、欠点もあるの」
「どんな欠点?」
小春「毎日、セックスしないと、勉強に集中できないんだって」
「はあ!、それ欠点?」
小春「立派な欠点よ!。だってねえ、この前なんか、ユウ君ちでセックスしたの。そしたらユウ君のおちんちんの先に血がついていて、小春の股間から血がポタリポタリ。生理が来たぁー、といったの。それでもユウ君は、明日もしようよだって」
「まあ、人間とは、そんなもんでしょう」
小春「生理中で血まみれになるよぉーーっていったの。でねユウ君が、最初の試験も近いし、しないと勉強に集中できない、っていうの。だからぁー、小春のボディの写メをユウ君にあげて、これで抜いたらっていったわけ。ほらこれ、綺麗でしょう(笑)」
「ほう!、なんともなまめかしいボディですねぇーー、綺麗ですけど・・・」
小春「でしょう。そしたらユウ君は画像だけじゃ1日であきる。やっぱ生がいい、というのよ。だから今度は美希姉ちゃんに教わってお口で抜いてあげたの」
「それは、それで優しいことですねぇー」
小春「それも1日でお終い。やっぱり生がいい、というので、生理が納まりかけた頃、やってあげたわけ。ユウ君のおちんちんに血がついていたけど。それでやっとユウ君も落ち着いたみたい。小春は血が多いんだよーー」
「うーーん、素晴らしい話!」
小春「オトコの人って大変だね。生理なんか数日で終わるのに、男の人は毎日抜かなきゃならないんだって、と美希姉ちゃんがいってた。それがずーーっと続くんだって。毎日、毎日だよーーん。そうしないと集中できないんだって。だからユウ君の成績がいいのも、小春のおかげね」
「そりゃ、そうだ」
小春「でっ、セックスすると、ユウ君はお腹が空くの。お母さんは帰ってくるのが遅いから、小春がユウ君のご飯をつくってあげるの。そんなにお腹が空くなら出さなきゃいいのにねぇー。それで小春が帰ったあと猛烈に勉強に集中して、翌朝眠い顔して学校にやってくるの。それで授業をしていると眼が次第に覚めてきて、でっ、セックス、それが日課よ」
「抜いて、ご飯をたべさせて・・・凄いなぁー小春も。主婦じゃん」
小春「そうよ、ユウ君のママは一緒にお勉強していると思っているし、いつもご飯をつくってくれてありがとう!、っていわれたわ。そのかわりユウ君と毎日セックスできるけどさぁーー。あっ!、またユウ君ちにゆかなきゃ」
「ほとんど主婦ですねぇー。おさな妻というのが昔あった。あれだな」
小春「バイバイ」
といっていつもと反対方向へ去っていった。
つい先日までは、生理が来ないと騒いでいたのに、小春は、グングンと女になってユク。
なんと素早い成長だろうか。
世間がよく言葉にする中学生の自覚などという定義できない非論理的なことはどうでもよく、やはり若いということはといいなあーと、うらやましげに小春の後ろ姿を見送った。
・・・
小樽は、春の臭いで満ちている。