Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak544. 小樽の旅27. コシナ製カールツァイス・マクロプラナー100mmのこと

2021年05月22日 | field work

 

 さて集落の規模とレンズの焦点距離には関係性があるのか・・・。

 私的には135mmがベストだが、意外にコシナ製Carl Zeiss Macro PlanarF2.0/100mmT*ZFというレンズの画角が、美国では画面構成がしやすかった。

 コシナ製レンズは、随分昔、FUJI FinepixS5というボディを使っていたときに購入した。だがこのマニュアルフォーカスのレンズを使うには、ボディのファィンダーが井戸の底を除くように大変小さく、拡大鏡を付けてもピントを合わせるのが難儀だったから、その後は宝の持ち腐れになっていた。

 その後ニコンDfの大きな撮影素子とファンダーになり、ようやくピントが合わせられるようになった。従って何十年ぶりかでようやくレンズの性能がフルに生かせるという、なんとも時間のかかるプロダクトだ。だがモノクロで撮ると画面は大変シャープな写り方で小気味がよい。発色が寒色系というのはコシナの個性か。そこは少し我慢が必要だが・・・。

 今回の旅では、このレンズをつけたニコンDf、標準レンズPlanarをつけたフィルム機材ニコンF3HPの2台で撮影していた。こんなマイナーなシステムは、人にはオススメできないが、トライ-Xの質感を知ってしまうとフィルム機材は手放せない

 私的にはDfの負荷が大きいので、もう1台デジタルボディが欲しいところ。電子接点が付いていないレンズが使えるボディはミラーレスニコンZ6あたりにマウントを介してつけられるそうだが、寒冷地で実用的とは思われない。それにZシリーズの鶏冠がツンとたっているデザインが格好悪いし、特に電子ファインダーでなくても良いのにさ・・・。Dfのデザインや仕様でミラーレスでも出ないかと思うが、もう静止画像などどうでもよい時代だ。そもそもカメラを構えるという動作が格好が悪いし、フォトグラファーなんて世界が今でも成立するのだろうか。次回は大変小さなGoproでも忍ばせておこうと思う。

 どんな画像であれ、最後はPhotoshopで色を変えてしまう。最近このソフトの方が優れものだ。

 

積丹町美国町

NikonDf,Carl Zeiss Macro Planar 100mm/F2.0T*ZF

1)ISO200,露出補正0,f/16,1/160

2)ISO200,露出補正0,f/16,1/160

3)ISO200,露出補正0,f/2,1/4000

4)ISO200,露出補正0,f/4,1/2000

5)ISO200,露出補正0,f/8,1/800

6)ISO200,露出補正0,f/8,1/800

コメント
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