愛ちゃん、おめでとう

国民的アイドルの福原愛が、やっと日本一になった。

やっとというのは、失礼な言いかたになるが、可愛い幼児のころから、日本の誰しもが知り、応援してきたアイドル。

今年こそは、今度こそは、という思いを持ちながら試合を観てきた。

勝負弱さと技術やパワーが不足し大変つらかったであろうと思うが、持ち前の明るさと笑顔で、さっき負けて涙を流したことを忘れてしまっているような所がまた人気ものにした。

またそれが、「責任がないのだ」と本人に言わせ始めていた。

自分の心の中では、もの凄く追い詰められていたと思うし、ジンクスをさえぎるように、母親が会場に来なかったのは、今年にかける「責任」という言葉が表わしているようだった。

私も卓球は、中学の時に県大会２位になったが、弱気になったり、もうスマッシュが入らないという気持ちになったら、腕も足も動かなくなることをよく経験した。

超一流選手は、まさに、全てを相手よりも上回る強い精神力が大切である。
あのかわいい、弱々しい、愛ちゃんには、物凄いものが潜まれているのである。

勿論、全日本選手権に出場する選手全員が表現できない凄いものを持っているのである。

はたと、かえり、我が阪神タイガースの選手が打てなくても、守れなくても、今年からは出来るだけあたたかい気持ちで応援することにしよう。