勝利を願っていた、ワールドサッカー、ギリシャ戦は、予想通りの結果となった。ギリシャの高さをあきらめ、コーナーやフリーキックでボールを上げられなくなり、選手に次第に焦りとあきらめの表情が画面で観られる。その中で、大久保が持ち味である自由奔放に動き、シュートを放つ。日本の管理的な精巧なパスワークにない攻撃スタイルで突破しようとするがそれもゴールに結びつかなかった。本来ならば、一人少ない有利さで勝利できた試合だった。なぜか漂う、日本独特の和を尊ぶ控えめさと、悲哀的な国民性がこの世代になっても表れてきたいるようであった。サッカーにしても野球・ゴルフにしても真に世界のスポーツで通用するには、日本人として欠如しているものがまだまだ複雑な多くの要素があるのではないかと思うのである。