新しい年度を迎え、学校、役所関連に加え、市民の活動団体も方針と具体的な計画を発信する。趣味的なものは除き、社会貢献ボランティアや市民参画型活動などは、例年通りのテーマ項目や内容が多く、総会のような形式的な儀式で自己満足している姿をよく見かける。衆知を集めて、より良い成果を上げようというムードもない団体は、一部の役員で決め、会員も意見を言わずに、それについていく、いわば時間つぶし仲良しクラブである。何かピリッとしたところがない。首長や行政が新たな刺激を求めて、また大学も含めて地域創生や活性化の自己変革・意識改革を行わないと、先行的に活動している地域と大差がつき、近い将来に向けて、市や市民の不幸感につながっていくのである。最近刺激を受けている交野市のおりひめ大学の活動を知れば知るほど、一昔前のわが町の考えや動きが情けなくなってくる。しかし、そのことにまだ気づいていない市民が大半であると同時に、知っても、これで良いのだと思うのかもしれないが、まさにゆで蛙状態なのである。