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面白かったフランス国民の文化習慣~異質なものに学ぶ~

2017-05-28 04:04:40 | 何でも知ろう
パリ・ロンドンの続発するテロ事件は、現場の痛ましさと混乱さが生々しく、その悲惨さがニュースで伝わってくる。先日、パリ支局の報道関係者の話を聴き、事件とは別に、日本と異なる文化を持つフランス国民の話が面白かった。マクロン新大統領が25歳年上の略奪結婚の奥さんを持つといえば、日本では、ゲス何とかと言って非難されるが、あちらでは、大統領と私的な事とは全く別物と言うこと。女性もほとんど職業を持つ。就職時には、契約しそれに基づき仕事をする。契約書にない業務や勤務時間以外は一切しない。逆に契約で雇用が守られているが、永年勤務者が多く、若者の失業率が高い。学歴エリート社会で大統領は最高の大学出身者からしか生まれない。会話は、「ノン」と理由を尋ねることから始まる。会社が休みの時に子供の学校が休みでないのは、なぜ?とその理由を説明をしなければならない。算数のテストは、3x4の説明をみんなの前で白板を使ってする。ペーパーテストではない。大学共通試験の最初の問題は、5時間論述試験とのこと。女の子にとって、学校で良いことは、徹底して女性ファーストであること。給食時に食事を運んでくれたり、椅子を引いてくれたり、エレベーターのボタンを押すのは、男の子。低学年から徹底しているそうである。このような文化習慣はどこから生まれてきているのかが知りたくなったのだが、当地に長年住まないと理解できないのかもしれない。和を尊ぶ日本人のこころを外国人が理解するには時間がかかるようなものかもしれない。狩猟と農耕民族、個と公、社会環境、宗教・・・いろいろなことが複雑にかかわっているのかもしれない。それが文化である。固有に持つそれぞれの良さを理解し合いうまく取り入れることが世の争い事をなくす一歩かもしれない。

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