地域の初盆の家が三軒あり、ご供物を持って行った。今から、44年前に、この地域に引っ越しをしてきたのだが、文字通り農村、周辺は田畑が1km見通せ、近鉄の電車の音がまじかで聞こえた。最もついていけない念仏講があり、酪農の牛が家の前にたたずんだり、タヌキやイタチ、マムシ、ムカデにも吃驚した。あれから、半世紀弱、ご近所とのおつきあいも程よくやってきたのだが、全く見知らぬ家のお葬式や初盆には抵抗があり、10年前の当家告別式香典を固辞したら、以来、地域でそれが通例となった。最近では、家族葬もあり、世の中ここにも変化が顕著になってきている。