戦後75年、日本が世界が大きく変わってきたという感がする。新たな米国公文書の公開で、戦時中の事件や出来事の真実が判明すると「事実は小説より奇なり」で、驚きの連続である。親父の末弟がガタルカナルで戦死し、遺書、遺品、勲章や立派なお墓があることを小さい時から母である祖母から聞かされていた。亡くなった末っ子は、親孝行で「お国のために散ってくる」と出征していった。昭和17年12月25日、井戸から水汲み中に背後から撃たれたとのこと。2か月後に、米海兵隊は、ガタルカナルを撤退したと今回知った。物資・兵器を運ぶ輸送船をためらった海軍、無鉄砲な陸軍の勇敢さが戦力36000人中、70%の26000人の死者となったのだ。しかし、10000人は帰還したのである、ジャングルをさまよい、飢餓に耐えた生存兵士の精神力は類稀なものであったのだろう。