現役時代は、『お客様第一主義』を指針として徹底して行動し、今でも、お客様の需要をタイムリーにキャッチすることが、企業活動の第一歩だと信じてきた。先日、少し刺激ある情報が目に留まった。問題に出会うとその解決方法の最適解を見つけようとするのが、古いタイプの人間。新しい人間は、問題を探し出すことから取り組むとのこと。役にたつことを求めてきた時代から、これからは、意味のあることを追求することがキーワード。ベテランや専門家に頼るのではなく、よそ者・若者を生かすことを考えるのが、新しい時代への道とのこと。まさに、ニュータイプの時代に突入している。
前ソニー社長の平井一夫氏のお話を聞いた。『正しい人間、IQよりもEQ(感情コントロール)、現地に行く、多様性と異端児を認める』。かつては競い合ったS社とP社。AV業界からエンターテインメントの世界に飛躍していった、ソニーのトップリーダーを見ると、オーケストラの指揮、哲学論理・人生論、エンターテインメント等々、グローバルで活躍できる異色人材を近い将来の時代にマッチして登用してきたことで現在では大差がついたように思う。肩書で仕事をする、頭で考えるだけ、自らは現場に行かない、自分のことばかり考え、相手のことは考えない、成果はリーダー、失敗は部下と責める・・・なんだか、このような場面に多々遭遇したなあと思うばかりであった。
国民の金融資産2000兆円の6割、1200兆円を60歳以上が保有する日本。健康面の不安や世の中の不安定さが高まり、保有するばかりで、なかなか消費につながらない。シニアが望む事業を色々取り組まれているが、昭和へのタイムスリップするコミュニティ作りによるシニア幸福感を満足させるがよろしいのではないかと思う。自宅から近くに、小さな店の集まり、市場、世話好きおじさん、おばさんから通りかかると声がかかる、このような町で、現在の閉塞感高まる日々を人と接して、会話する、ものつくり、等々、考えると昭和レトロ時代のものが浮かび上がってきた。
繰り返してはならない、園児バス放置死がまた起こった。通常では考えられないことが重なったことでは許されない。昨年、福岡で起こった同じ事故対策で、国からの通達、園内監査などを実施しているが、形ばかりの対応である。代わりのバス運転手が理事長、同乗の派遣職員が降車の確認もせず、園内に入っても出席確認も、給食時もわからずって、全く信じられない。3歳児が服を脱ぎ、水筒も空になり倒れていたことを聞いて、もう心が震えた。なんてかわいそうな人生だったのか。
百歳をこえる高齢者が86000人、健康そうな人々をTVで見かけることも多いが、大体80歳を超えると、人には言えない健康面や生活する上での不自由さは、増すばかりだと思う。だから、如何に70歳代を心身両面で健康的に暮らすかである。脳と体の健康は、適度に使うことである。そういうことから考えると、今の時期に大切な適度性は全く欠如している。自宅での異常なるパソコンの使用、人と接しない外出自粛で、いよいよ心身ともにおかしくなってきているかな。
左ひざの違和感を感じたのが、1月2日。それ以来、軟骨が減り、激痛を感じ、シップ薬やサポーターで和らげ、8月終わりぐらいからかなり良くなってきたかと思っていたら、9月4日、朝起きるときに、右ひざの激痛。左の時よりもさらに痛みは激痛状態。前日の、庭での作業がその原因かと・・・。ともかく、治さないと、本当に悪けなくなる。
安倍元首相の国葬問題は、日増しに反対の声が高まっているが、当然だと思う。すべては、権限もない内閣が政治的視点で自分勝手に、決めて進めているからである。「故人に対する敬意と弔慰を国全体としてあらわす儀式」と政府が言うが、そもそも安倍氏の功績は、多くの罪罰で批判を浴びてきた。危ういところは多数決権力で非論理的な舌足らず言葉で誤魔化し、避け逃げてきた。究極は、健康上の問題で一時退去し、チャンスをうかがい、また出動といったことを繰り返してきた人間的にずるい政治家である。国葬の定義も不明確、費用も不確か、海外にも不信感をもたらす国葬の実施に向けて、いつもの「丁寧」に国民に話をすると言いながら、その有益な行動は、岸田首相には見られない。かつてない困窮する社会情勢を迎えながら、このようなことが真っ先に国会周辺で時間をとられることが誠に情けない。
朝から、「就業基本構造」調査のため、不確かな世帯を自転車で回り確認。帰宅後、可愛い小学生が遊びに来て、めだかの世話や野菜・植物の成長を一緒に楽しみました。それにしても、物知り博士にはまいります。
安部龍太郎『家康』(飛躍編:現在新聞連載中)が実に面白い。秀吉と信雄・家康陣営の戦いである「小牧・長久手の戦い 」から始まる。家忠日記をはじめとする1次史料が詳細に参照・解読されて、真実性の背景を高めている。信長の目論見、スペイン・オランダ国の東アジア進出やバテレン・キリスト宗教布教と本来の狙い、天皇・朝廷・公家の思い、そして、秀吉・家康の巧妙な人物像が浮かび上がってくるところがきめ細かく描かれて、この時代の情勢・状況をよく理解できる。本能寺の変も中国大返しもこうだったんだとは…。今まで出くわした多くの関連資料から、今一度、この時代の関連関係図を整理してみたいものだ。
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