発見

正月に入ってからは碁会所もお休みで、家で新聞やテレビに明け暮れている。
しょうがないから、夕方1時間ほど近くの浅川へ散歩で出かけた。
この地に住んで35年にもなり、この土手は夜桜を見に何度も来ているが、人間
は面白いもので、発見は尽きない。
まず空の広い事。頭上は180度大空かと勘違いするほど広かった。雲の端まで見える。
近くに高い山がないからだが、子供のころの田舎を思い出す。
 そうそうこの川は、小1時間歩けば多摩川と合流する。
 田舎の家から近い空知川が同じように小1時間歩けば石狩川に合流する。位置関係がそっくりだ。
 まあ、後ろは団地の建物と、多摩丘陵に出来た住宅地で視界は閉ざされるが、
 でもいいもんだ。
 田舎の空知(実際はアイヌ語らしいが)の言葉をこんなに美しく思った事はなかった。
 汗をかいたのでゆっくり復習するように戻りかけた。
 土手の桜の木の枝が、空をバックに1本1本はっきり見える。するとどの枝も、おまけについているような枝の先も例外なく膨らんでいる。
 そうだ、これが木の芽か?ここから葉っぱが出るのか?
 当たり前といえば当たり前だが、何か凄い発見をした気分だった。
空と川と桜。発見は年齢に関係ないのかな?
 明日、築地へ行って寿司でも食べて、上野か日比谷公園で町に放り出された人にエールを送り、映画でも見てこよう。(結婚44年、誤差?1年は未だ変わらず。)
 

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