景気対策への不信

世界的金融危機から世界的不景気に対するこれまでの世界や日本の対応を見ていて、私なりに違和感を感じ、これでは今後もバブルを繰り返し、そのたびに経済の体力は落ちていくだろう、と直感的に感じたことを書いてきた。
 テレビや新聞は、現在の対策をより大規模に、より速く実施する事を求めるのが殆どだった。疑問や反論は極部分的なものだった。
 対策全体、発想を異にする全面的な反論はこれまで聞いいたことがなかった。
 月刊誌【世界】の2月号で、現在の対応とは発想を異にし、全体的に疑問を呈する小論2つに出会った。
一人は、尊敬する寺島実朗さん、【‥バブルがはじけ、慌てた世界は、信用収縮を避けるため「超金融緩和政策」で新たな流動性を緊急避難的に注入している。破れた風船更なる空気を送り込んでいるようもので、本質的な解決にはならない。深い施策と構想が求められている】とあった。
もう一人,斎藤誠(一ツ橋大)は、小見出しを「<バブルのツケをバブルでかえす>政策発想のツケ」と題してた論を展開している。
 【世界】は左右の論者も登場する雑誌だが、上記の小論のようにテレビ新聞では全く目にしないものに出会うことがある。


 上記の2人の論に全面的に同調するものではないが、これを読んで、あながち自分の考えがとんでもないことでもないと、一人前の自信をつけてくれた。 
 妻によく、「俺の考えること少しおかしいか?」と確認するぐらい心細くなることがよくある。

主体的な考えを持つことは当たり前なのに、持ったら持ったで心細くなる。
   だから良いとも考えられる。それが無かったら横柄になる。






 
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意味は変わる

松井や一郎が、野球の本場アメリカで記録に挑戦し大活躍。多額の契約金を得、世界的天才、英雄として、多くの賞賛を浴びている。
私もかれらには道を求めるようなひたすらさと、スポーツマンらしい爽やかさに拍手を送っている。
 ところで、球場で活躍している二人を星から地球の俯瞰図の中で見たらどうだろう。
 地球上の生き物が何をやっているのか分らない中で、。足元の地球を蝕み
富を山分けした一部の入場料も、照らす照明の電気代代も、地球は大変な体力消耗を強いられているはずである。
地上では英雄、星からみると、地球のいじめっ子?
 世界の大不況にヒトビトはにっちっもさっちも行かなく不安に駆られるが、星から見れば、いい休憩。
 どんなに見える事柄も背景との関係で意味が変わる。
 
 だから、今日のように行き詰まった社会は出口を求めるため新しい意味の発見が求められるが、手順として、我々は周囲の見直しから始めるべきだろう。
見るポイントを変えて見ると意味の取違いが分るかもしれない。
 
 
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