アメリカ発? の経済危機

「未曾有の経済危機」と言いながら、<アメリカ発>としてアメリカが原因であるかのような言い方をよくする。
 世界のGDPの3分1を担い、サブプライムローンなどの不良債権を世界にばら撒き、クレジット経済、カジノ経済を展開してきた事は事実だが<アメリカ発>は正しい言い方だろうか?
 片や経済のグローバル化、貿易の自由化、金融の規制緩和政策に同調し、時間的には先んじていた我が国が、過去の経験を世界に披瀝しながらである。
 0金利政策や国の財政赤字、アメリカの贅沢?にお金を融通していた国と融通されていた国のどちらを《~発》と言えばいいのだろうか。
 他人の責任にするこの言い方が地球を俯瞰図にした時、正しい言い方には見えない。むしろ、都合よく自己責任を使い分けるこの体質や判断力こそ、原因だと言われても仕方ない。
 未曾有の経済危機は、今ある産業構造が生み出したと言い換えられる。
 産業構造にメスを入れなければならない時に、銀行券の量的緩和?や
子孫にツケを残す財政出動してつじつまを合わせて根本的に解決できるはずがない。
 日本もアメリカも世界中も、しかも応急措置とは考えていなのだから困ったものだ。
 産業構造から言えば、今回の経済危機が有限な地球資源も大きく原因していたはずである。
 原油、石炭、鉄、食料の高騰と関係なかったか?
 これまでして、産業構造から目を逸らすのは何故か?
 
「今は、答えが出ないから」と恐れているに他ならない。
  ヒトは、怖いものから目を逸らす。
  責められるものではないが、【希望の星】のオバマ氏でさえ、である。

   
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

いい加減にした方が良い

昨日、近所でやっている不登校の親の会へ顔を出した。
 不登校児童生徒は、この10年増えるばかりで、この町もその傾向は止まない。
 子供の居場所作りで親御さんも皆頑張っている。
 文化に根ざした社会や教育が作り出した人為的な現象だと考えている。
政治や行政を始め大人は誰も責任を取らないどころか本気で解決しようともしない。言い訳だけで、見てみないふり。皆逃げている。
      子供に悪くないか? 
    経済同様、気が付いても手を打たず、解決する振りだけ。
    付けは大きくなるばかり。
    
     日本は稀有な先進国だから抜け出すのも早いだろうと言う人もいる       大人そのもの が‥?皮膚〈身体)感覚・理性が薄れているのか手加減を知らない。
        
 
 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

勘違いかもしれないけど

高校の生物で、脳と皮膚は発達上がおなじ胚葉だったような気がする。〈記憶違いかも知れない。)
 もし同じだとすると、今、大脳に知識を詰め込む事ことより、皮膚感覚を刺激し鍛え育てることが大切ではないかな、と思う。
 神経の構造がどうあれ自分は学生時代からずーとそのつもりでやってきた。
 大脳を使うことの限界だか壁っだかにぶつかり、勝手に考えた方法で、以後意識的になった。
 あれから50年たった今、これで良かったと思っている。
 科学的には分らないが、
 意識的に皮膚感覚を基準に感覚を調整した方が気持ちも良いしうまくいく事が多い気がする。
 (子供や世の中は逆の流れが強まっていないか?)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

思考停止

 
昨日、政治討論の番組を立て続けに3本見た。
田原総一郎司会ののサンプロは、与野党の代表を集めて討論をバトルさせ、全国の茶の間まで届ける。
 政治・経済・教育などは崩壊の兆しを見せ、全てのヒトビトがその対策を求められているこの時、バトル討論は
 司会者を始め各党の代表が、他の発言を中断させ、我先にと、自説を主張し他を排撃罵倒する。
ここに至っても日本の政治やメディアはこんなことをするか。
 これでは時代に合った新しい政策を生み出せるはずがない。政治家も国民も内向きで思考停止の枠に閉じ込められる。

 1970年代、2度の石油ショックを経て、80年代以降、土光臨調から始まった行政改革、政治改革、教育改革、90年代にバブルがはじけ更にアクセルが踏まれスピードアップされた。その結果、政治は機能マヒし、行財政改革では、世界に冠たる借金を作り
 教育改革で学力低下や体力低下どころでなく、登校できない子供達や、いじめで死んだり殺したり、大量の発達障害児を生み出した。
 
2000年は「地方自治元年」の掛け声で地方の時代を歌いながら、この間
シャッター街、田畑のあれ、過疎化、地方財政の悪化など、地方は疲弊した。
 不良債権処理と大見得きっても、国民共有の財産は市場でたたき売りされ、改革なくして成長なしと歌いながら、いざなぎ以来の好景気を多くの国民は1度も手にすることなく、100年来の経済危機に突入した。
毎月1000件からの倒産と家族を抱えた熟年も、希望に燃えるはずの若者も使い捨てされるように毎月数万人が放り出されている。
  美しい政策は全てと言って良いほど、結果は失敗した。
しかも、少し前までは専門家もメディアも国民もこうなるとは考えていなかった。
 国民的な思考停止状態にあったことが、今分る。
そして、相変わらずリーダーが降板・交代してもアクセルを踏むばかり。
 
 【一体どうしたの?】と聞きたいぐらいだ。
   
こんな時、強く明るく生きたいなら、リーダーやメディアの誘導よりは、
「 不景気が地球に休憩を与え、リストラが1次産業への労働の移動を促し、不登校や学力低下が大人に反省を求める。
【失敗は成功の元」で、アクセルは踏んでも根底は前へ進む。」と俯瞰して見たらいい。
  
 
 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )