愚と道理

我々は誰しも愚と道理の中で生きているのだろう。
 自他の人間だけでなく目の前の出来事全ての愚と道理が透けて見え、変わるのを見るのは最高におもしろいだろうな。地球のシナリオはそのように出来ているはずだ。
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強く明るく

日本の首相は、就任した時<強く明るい麻生>を売りに登場した。
イメージが合わず、妻と児童会選挙を思い出し、苦笑いした。
 最近、NHKの経済番組で<経済は暗さばかりではない、明るい面や新しいビジネスチャンスもある>と明るい一面のあることを強調する番組が組まれた。
民放は以前からチョコチョコそういうコメントが登場していた。

円高効果による韓国旅行、海外のブランド品の購入、新しいコインランドリー産業、ファースト産業の繁盛‥。
 
確かにどんな時代も明るいものはある。
 
日本は敗戦後の焼け野原の中で、北朝鮮は経済封鎖され飢餓が心配される中で闇市が繁盛した。(する)
公的資金の投入を求める金融機関の経営者が膨大な収入を得、膨大な赤字を抱えた国家が国民に等しくお金を配る。

どんな時代もどんな境遇でも前向きに明るく生きるのは人の知恵だから当然だが、中身が子供騙しだったり、なんであっても良いい訳ではない。
今の日本は円高や贅沢は明るい材料になるだろうか?
 安い韓国旅行や輸入した高級ブドウ酒が飲め良いかもしれないが、国は借金を増やし子孫に残し、国民の貯蓄は目減りし、輸出が振るわず会社は倒産し、首を切られた人たちは町に放り出される現実。
 
外国ほど金融は悪くないとか、円高と言われても明るい材料にはなってはいない。
 特に今の時代、綱引きの大元をを知る以外に、明るく希望を持つ事は出来ないだろうと思う。
 ブッシュ氏を失政と断じ、変化を求めて黒人のオバマ氏が大統領になった。
 その【変化】に期待したものが世界的歴史的な希望だったのではないだろうか?
 それはアメリカも世界もドル安や、贅沢ではない。
 だからと言ってオバマ氏を全面的に擁護するものではない。
 希望につなげられるのはオバマ氏を肯定しつつも不足を明らかに誰もが次の政策を知ることではないだろうか?
 国民を励まさんと考えたNHKの経済番組かもしれないが、あれでは逆の結果になる。
 場当たり的で偏狭なマスメディアは政治ばかりでなく国民を迷わせ、足をも引っ張っている。 
つくずくそう思う。
 
 
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