沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

引佐高校

2005-08-12 | 環境教育
引佐(いなさ)高校の前を通過です。休憩です。7年前に体育館で全校生徒を対象に環境教育の授業に来ました。今から思えばちょっと無謀。
リンゴを地球に見立てて、切って地球の食糧問題や南北問題などをやりました。川を汚したのは誰かもやったと思う。覚えてるかなぁ。
帰りは先生に浜松駅まで車で送ってもらったが随分遠いと感じた。アクトタワーと三方原の防風林に驚いた。後にこうやって自転車で通りかかることになるとは、あの時思いもしなかった。

簾を分解

2005-07-10 | 環境教育
百円ショップで手頃な大きさの簾をゲットです。分解すると二色の竹ひごが多数とれ、環境教育の材料になります。
・バッタ役の子供が、竹ひごをエサに見たて胃袋代わりの封筒で集めます。
・途中からネズミ役が加わり、バッタを捕まえます。胃袋を回収します。
・最後に、タカ役が加わりネズミを捕まえ、その胃袋を回収します。
鬼ごっこのような遊びが終わり、みんなを集め、タカの胃袋を調べます。色のついた竹ひごは、ダイオキシンで汚染されていることを伝えます。タカは直接ダイオキシンを採取しなくとも、エサを通じて蓄積されていきます。食物連鎖です。頂点にいるタカや人間のような動物に蓄積されます。
これは、プロジェクト・ワイルドの「死のつながり」という活動で人気があります。

野生生物へのダイオキシンの蓄積問題は国の研究者が調べています。
食物連鎖で汚染された野生生物たち

カレーは拭く

2005-07-10 | 環境教育
食後はティッシュで良く拭き取ってから皿を洗います。
カレーの粉はとても細かい。水に流すと細かいものを除去するのが大変だ。
大きいものは拾えるが、細かいもの、目に見えない程細かいものは回収が困難。

水汚染、大気汚染、アスベスト、ダイオキシン、二酸化炭素、フロン、スギ花粉など細かく目に見えないモノが、拡散してしまい回収できないでいる。環境問題の構造は同じだ。

せみのぬけがら調査

2005-07-10 | 環境教育
googleで調べていたら、大阪府全域で「せみのぬけがら調査」を実施し、セミの数や種類、分布、そのことを通じた環境分析を行っている。
昨年度が第1回で、100の小学校が参加して2万個のぬけがらを集めた。
分布地図や専門家の所見があります。
おおさか セミの分布地図  せみの生態
こういうのって大事なことだね。

湖を汚したのは誰か

2005-07-09 | 環境教育
中央に置かれた大きなビンは湖を見立てています。
周りに座った子供たちは、物語の進行に合わせ、手に持った小瓶の中身を加えていきます。
ピクニック、モーターボート、農家、車通勤、庭掃除、台所、工場…流域で生じている様々なこと、人々の日常生活が湖を汚していることに気がつきます。
「この水は飲めますか、野生生物にとって安全でしょうか」途中で、何度もたずねます。

最後にたずねます。「湖を汚したのは誰でしょうか」


最初は面白がっていたけど、だんだん深刻な表情になります。
「どうしたら汚さないことができるか」と質問すると、様々な考えが出てきます。

オリジナルは、Who Polluted the Potomac? で、アリスファーガソン財団のプログラムです。12年前に訪問し、体験型の環境教育に出会いました。
The Alice Ferguson Foundation, Hard Bargain Farm Environmental Education Center


都市の地形

2005-07-03 | 環境教育
自然がほとんどなく建物で視界が遮られる都市では、地形がわかりにくい。どこが高く、どこが低いか。
昔は川や海だったことを示す建造物。大洪水時に浸水した水位ライン。オコーナー教授は都市に埋もれているものを見つけ出す。
十年前、黄色のスクールバスに揺られた半日でした。

どんな場所でも

2005-07-03 | 環境教育
環境教育は可能とオコーナー教授は言う。土曜の午後、集合場所になった校舎北側の、木が一本もない駐車場。
周囲を見渡して、ペンペン草が生えているのは、どこか。それは何故か。
雨が降ったら水がたまる場所、太陽の当たる場所、環境条件の違いが読み取れると言う。
なるほど植物が少ない場所だからこそわかることもある。

墓石が教える

2005-07-03 | 環境教育
アーリントン国立墓地です。大理石は酸性雨に弱い。墓には没年が記されているが百年も経つと文字が読めなくなり、折れるものも。御影石はびくともしない。
土が酸性になりやすい日本は御影石が普通だよね。
ワシントン大学オコーナー教授のエコツアーで。


オーディア!Oh Deer!

2005-06-21 | 環境教育
オジサン達が、口や腹に手を当ててゲームに興じています。手前側は鹿。向こう側は環境。
全員が、食べ物、水、住処の3つのサインのどれかを選び、合図で振り向きます。鹿さんはサインが一致する相手を求めてダッシュし、ゲットすれば鹿になり増えますが、出来なければ死んで環境に回ります。
これを繰り返すと、鹿の生息数のグラフが完成します。
鹿の生息数を決めているのは、鹿自身ではなく、環境だということが体感できます。
子供たちに人気のある活動です
Project WILD -Oh deer!-Oh Deer! - Colorado Division of Wildlife


食べている水

2005-06-20 | 環境教育
スーパーの広告チラシを使った環境教育の活動です。チラシの中にある水産物を、各自が切り抜き、原産地を見て、世界地図に貼り付けていきます。(5人で1枚の世界地図)
水産物がどこで獲れるのか、そこはそんな環境か、気づいたことを発表します。
スーパーの水産物は、世界中の海から届けられていることに驚きます。
そして、水産資源維持だけでなく野生生物保全のため、海を汚さないことの大切さに気づきます。
Project WILD Aquatic -Water We Eating-

海をきれいに

2005-06-05 | 環境教育
サンフランシスコ市のパンフレットです。
よく見ると車の不凍液を道路の排水溝に流している人がいます(右下)。洗車している人やエンジンオイルが漏れた車も…
自分の目の前からは消えてなくなりますが、やがて雨が振ると、そのまま海に向かって流れて行きます。海の汚染の原因です。
ゴミの回収車がゴミを片付けてくれるように、誰かがきれいにしてくれるという勘違いはなくしたいですね。
今日は、浜名湖クリーン作戦の日で、大勢の子供たちや家族連れが湖をきれいにしていました。

サウサリート

2005-06-05 | 環境教育
サンフランシスコの北、ゴールデンゲート橋の対岸にある都市。サンフランシスコ湾に面し、穏やかな気候でマリーナがある住宅地。
サウサリート・ブルーというMJBのコーヒーをいつもいただいています。

サンフランシスコ湾の埋め立て問題がきっかけで、40年以上前に、湾の実物の千分の一の模型を陸軍が作り、潮流や水の流れを調べ、埋め立てを回避した。その施設がサウサリートにあります。Photographs of the Bay Model ベイモデル・ビジターセンター
環境教育の施設として公開され、日本語のオーディオ解説もありました。
海を汚さない取り組みが太平洋の向こう側でも行われている。


偽者は偽者らしくしろ

2005-05-31 | 環境教育
7年前、名古屋にいた頃、地域交流サロン(異業種交流会)で、公園での環境教育を紹介した際に、女医さんから指摘された。

「公園は偽物の自然を造りだしている。本物の自然は危なくて、怖いものなのに、安全で事故の無いような設計をして子供達に間違った自然観を与えているのではないか。偽物は偽物と、はっきり言うべきだ。」

この言葉は、私の心にずっと突き刺さっている。超多忙な人だが、浜松への転勤通知を出したらわざわざ浜松へ来て、歓迎会をセットしてくれた。そして今夜、久しぶりに名古屋で皆で会わないかとお誘いがあった。行けなかったが、その元気さがうれしい。

レッサーパンダ

2005-05-28 | 環境教育
2本足で立ちあがるレッサーパンダが人気。夕方のニュースでは横浜のズーラシアで飼育係がレッサーパンダに首輪をつけ芸をさせているようなシーンを放映。心配になってホームページを見たら、レッサーパンダの運動能力を見せる期間限定の体操教室ということで、一安心。

「動物が本来持っている能力を引き出し、展示することは重要だが、芸を教え込むのは筋が違う。」
といったら、カミさんが「動物園が経営難の時は、芸をして助けてくれてもいいじゃない。」
そういえば、昔、多摩動物公園のチンパンジーがバヤリースの宣伝をしていたなあ。餌代もかかるし。

いや、あれにしても、猿の知的能力を引き出しているのであって、オットセイやイルカショーまでが限界…と思うのは硬い発想だろうか。
横浜市緑の協会 ズーラシア 2005年春の催し