意外と時間がかかるのが断捨離。
今日こそと思うが、終わらない。
ハリー・ポッター
通勤電車の中で、時間をかけて苦労して読んだハリー・ポッター。
子供用の本で、会話も多いからなんとかストーリーはわかるけど、魔法や怪物の描写は難しい。
映画を観たときに感じた違和感。原作との違いについて感じたことを整理した記事「ハリー・ポッター原作と映画の違い」は、テレビ放送があると今でもアクセス数が増える。
訳本や映画の字幕のオカシナところ
第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」の冒頭で、ポッター夫人(リリー)とダーズリー夫人(ペチュニア)が出てくる。
松岡佑子さんの翻訳(2003年11月)では「ポッター夫人はダーズリー夫人の実の姉」と訳されていた。
原作ではsisterとあるだけで、リリーが姉か妹かはわからない状態だった。
そして、その後発刊された続編で、リリーが妹なのが明らかになり、誤訳が判明した。
Philosopher's stone「賢者の石」の訳もオカシイ。
ヴォルデモートは不老不死を求めていたのだから、「ハリー・ポッターと不老不死の石」のタイトルにすべきだった。
4階の廊下
入学式でダンブルドア校長が「the thrird-floor corridor は立ち入り禁止」と話す。
この階を、松岡さんは4階と訳したが、映画の字幕は「3階」と誤訳だった。
英国では、地上階をground floor、2階を1st floor、3階を2nd floor、4階は 3nd floorと呼ぶ。
米国やカナダは日本と同じ数え方だが英国は違う。
こんなややこしい数え方は英国だけかと思っていたが、先日行ったイタリアでも地上階はpiano terra 、2階をprimo poano、3階をsekondo pianoと呼んでおり、英国と同じだった。
理由を調べると、歴史的に建物の1階には商業施設があり、2階から上が住居になる。そのため、住居として数えると2階が1階になるとのこと。
ダンブルドアのプリーズ Please
スネイプSnapeに対し、ダンブルドアが”Please.”と言う重要なシーンがある。
Pleaseは、「頼む」と「どうぞ」とがあって、「頼む」だと”Please, help me”。
「どうぞ」だと ”Please, kill me”のニュアンスが感じられる。
原作ではどちらなのかよくわからなかったが、映画の演技を見ていると「どうぞ」のように感じられたが、日本語字幕や松岡さんの図書翻訳では「頼む」になっていた。
最終作を読むと、「どうぞ」が妥当だと思う。
*********ハリーポッターの記事一覧***********
第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」
第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」
ということで、ハリー・ポッターともお別れです。
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