沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

Sixkill

2012-12-31 | 映画・テレビ・本・英語

ロバート・パーカー Robert B.Parkerのスペンサー探偵シリーズの第39話、最終作です。

映画俳優の追っかけの女性が謎の死。 同じ部屋に居た俳優を誰もが疑うが証拠が無く、隣室に居たのはボディガードだけで警察も捜査が難航。

俳優の弁護側として捜査に加わったスペンサー探偵ですが、俳優の傲慢な態度に職を辞して、独自に調査を始める。

捜査を進めると、俳優の背後に闇組織の存在。関与するなという警告、身に迫る危険。

簡潔な文章でシーンが展開して読みやすいです。

それと、スペンサー探偵の生き方に惹かれます。

「何が起きたのか、真実を知りたい」いう立場は強く、犯人か否かで動く警察の限界を超えて、被害者側の問題にも切り込んで行きます。

本のタイトルは俳優のボディガードの名前Zebulon Sixkill ゼブロン シックスキルです。スペンサー探偵との人間関係が興味深いです。

会話が多く読みやすいと思って購入したのですが、ハードボイルドで台詞が短く意味深い。

図書館で訳書を借りました。「春嵐」というタイトルですが、ボディガードとは無関係です。

巻末に、次のスペンサー小説の出だし二節が紹介されていました。2010年に亡くなったパーカーの後継者がスペンサー探偵シリーズを引き継ぐようです。

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年の瀬です。

皆様、良い年をお迎え下さい。