3連休ということで、何処にもいかず、職場に行きたい衝動を抑えて、ツタヤへ行きました。
レンタルビデオに、松本清張のコーナーがあり、映画化されたDVDが並んでいました。
高校時代に多読した印象と、映画はどう違うのか、見たくなりました。
・張込み 1958年
・わるいやつら 1980年
・天城越え 1983年
・鬼畜 1978年
・疑惑 1982年
・ゼロの焦点 1961年
素晴らしかったのは、「天城越え」ですね。
小説で読んだ世界を、それ以上のものにしてくれて、嬉しくなりました。
田中裕子さんの演技が素晴らしい。他の役者さんたちも、いい仕事をしていました。
30年前の映画なので残念ながら亡くなった方もいるけど、若いころ、いい仕事をしていますね。
「疑惑」もよかったです。難しい役柄を、桃井かおりさんが演じ切っていました。
弁護士の岩下志麻さんも見事。二人のやり取りも、相当すごい!
映画監督、俳優、カメラ、照明、音声、キャスティング、映画は総合力ですね。
「鬼畜」は、小説の想像では足りなかった世界を、映画では慟哭する緒方拳さんや若い大竹しのぶさんが表現してくれました。
「張込み」は、夏の暑い時期に張り込む刑事の話だと思ったけど、こういう結果だったとは…。
「わるいやつら」は、小説の世界の印象が、強かったです。
「ゼロの焦点」は、これから…。
1961年の立川が出てきた。
ラストは、冬の荒波に小舟だったのですが、さすがにそれは無理だったようで。
ほとんどが、野村芳太郎監督(1919-2005)なんですね。
あの「砂の器」 1974年も。
黒澤明の助監督を務めた。
いい三連休でした。