沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

兼六園

2023-11-16 | 国内旅行

数十年ぶりの兼六園です。


外国人が多かったですが、庭園の素晴らしさに、日本人として誇りに思いました。

兼六とは、相反するので難しい六つの景勝を、兼ね備えているという意味です。
1)宏大、2)幽邃、3)人力、4)蒼古、5)水泉、6)眺望
 
広大だと、静かな奥深さは無い
人工的だと、古びた趣きは無い
池や滝があれば、眺望は無い
という「庭園作りの難しさ」を克服していると。
 
1) 広いです。丁寧に造られ、初めて見る植物もあり、じっくり見ると2時間はかかります。
 
 
2) 人が入らない空間が奥深さを感じます。


3) 隅々まで人手が入っています。

添え木や支柱が枝を支えています。

雪吊りを毎年、丁寧に施しています。
雪の重みで枝折れすることを防ぐ技術です。

人力で草むしりして、苔の美しさを保ちます。
 
4) 古き趣きを感じます。

苔が美しい。不規則な石も、外側が曲線を描くように形を合せて並べると美しい。

根上松(ねあがりまつ)何年かけて、この姿を。

竹の化石に見える手水鉢です。
 
5) 池や滝があります。

逆サイフォンの原理で、手前の木で覆うところから、隣の金沢城まで、Uの字で送水します。

池との高低差を利用して、噴水を作りました。日本最古の噴水だそうです。
 
6) 眺望も十分楽しめます。

遠くの山々と池が連なります。

高台にあることがわかります。

金沢へ

2023-11-16 | 国内旅行
紅葉を楽しみに金沢へやってきました。
まずはお昼ごはんでございます。


駅の東側にあります。30分待ったけど、納得です。美味しかった♪
そのあとは金沢城へ。
石川門です。

四角い回廊です。
兼六園方面が見下ろせます。
外堀は大きく深く、道路になっています。
内堀と五十間長屋です。

65歳以上は入館無料が嬉しい。

お察しの通り、石を落とす仕掛けです。
立派な資料があります。

陸軍が使用後に金沢大学が設置されていました。
県が土地を買取り、金沢城公園として資料をもとに、復元を始めています。
首里城も琉球大学のあった土地を買取り、首里城公園にしているので、同じです。
もともと県の土地なのにと意見もあったようですが、国立大学で、移転費用には特別会計で予算必要だと納得したようです。
往時の技法が再現されています。
年月をかけて復元して、城大工の技術を継承させるためだと聞きました。


模型です。

二の丸の復元を始めるために、埋蔵文化財調査をしていました。楽しみですね。