朝から冷え込みがすごかった。砂利の上を歩くと、霜柱でバリバリだった。
9時半に曽根さんと市役所に行き、移送サービスの今後に関することと、清山荘のこととについて話をした。4時間くらいを費やした。
清山荘のことならともかく、移送サービスのことで「フロンティアは業者だ」と言う立場で話をされても、そんなことには納得できない。弱いものを切り捨てるという発想になると、最後は地方や自分達の存在自体も切り捨てられてしまうことになるのではないか。
「整理する」とは行政がよく使う言葉だが、フロンティアの活動内容にまで踏み込んで、「整理しろ」と言われることには違和感を覚える。国のガイドラインに当てはめることにだけ腐心していれば、地方の独自性はなくなるし、綾部市の職員なんか要らなくなる。ガイドラインはあくまでガイドラインで、それを綾部市の事情にどう合わせるか、それを考えるという立場に立ってほしい。
人間に対応することを、物に対応するように切り捨ててもらったら困る。人間は半分に切っても人間というわけにはいかない。ケーキや洋服生地とは違う。
簡単に「書類や資料の用意を…」と言われるが、それは誰がやるのか?その事務費、人件費はどこから出るのか?今日でも僕と曽根さんは自分の時間を4時間費やし、市職員は給料をもらってそこにいる。そういうことをよく考えて話をしてもらわなければ、市民との協働なんかありえない。そっちは申請する立場なんだから、譲歩してもらわなければ話は通らないというような対応の仕方には腹が立った。
最終的には、こちらの言い分を聞いてもらい、話をまとめていく方向で動いてもらえるようになったが、なんでこれを理解してもらうのに4時間かかるんだろう。こちらも負担が大きい。