雨が強く降り、肌寒い。午前、午後とお客さんが続いた。
昼にラジオで、林田悠紀夫先生が亡くなられたというニュースを聞いた。林田先生は綾部市上杉町の出身で、法務大臣(参議院議員)、京都府知事などを務められ、綾部市の名誉市民にもなっておられる。
京都府を沈滞させた蜷川府政を転換して、京都府に光を当てていただいた。綾部でも中丹文化会館建設やオムロン誘致は林田先生のおかげだ。
政治家になられる前、農林水産省の局長に初めてなられた時に、最初の仕事で故郷・上杉町の河川改修を手がけられたとおっしゃっていた。「利益誘導」だったのかもしれないが、それほど故郷を愛し、その発展のために全力を尽くされた。
両丹企画の最初の仕事は、林田先生の半生を綴った本の出版だった。取材のため、何度か世田谷の自宅を訪ねさせていただいた。最初の仕事で、本の出来上がりはイマイチだった。申し訳ないなと思ったが、先生からは丁寧なお礼状をいただいた。
今春の府議選の際にも後援会入会申込書を参考までにお送りしたら、後援会員の紹介ハガキを送り返して下さった。
落選後、お礼状を出した。早速に励ましのハガキをいただいた。僕みたいな若僧にも、どんな地位のある年配の方にも分け隔てなく、いつも誰にも丁寧な対応をされる方だった。
「参議院は必要ありませんよ」と語っておられたのを思い出す。政治家に対する評価も結構ハッキリしていた。ズバッと真をついた発言をよくされた。
林田先生の綾部に対するご貢献に感謝し、ご冥福を心からお祈り申し上げます。