13日㈬、午前中は京都府立農業大学校(岡本泉校長)の卒業式に出席した。18名の卒業生のうち、今年は3名が綾部で就農してくれ、府北部全体では7名が就農されるようだ。
今年の卒業生は年齢が20才から35才と幅広く、農作物の売上げは例年の1.5倍という充実した学年だった。卒業後はそれぞれの進路で、日本や京都府の農業のために頑張ってほしい!
14時半には志賀郷地区の仁和自治会から要望があり、現地調査に伺った。犀川につながる農業排水口の逆流防止フタが外れている件だったが、その修繕は河川管理者(京都府)ではなく、農業排水路管理者の役割になるということを説明し、ご理解いただいた。
あわせて、今月上旬に綾部市に自治会要望をされている大谷池の流路が昨夏の大雨で被災した箇所も現地を見に行った。
大谷池は最近は農業での利用が少なくなり、このままにしておくと逆に堤防決壊等の危険があるという防災上の理由で令和元年度に廃池工事が完了している。
廃池工事で池を埋めたことで水を貯める能力が下がり、昨夏の大雨の際に溢水して流路の法面を削ってしまったようだ。このまま放置しておくと流路が崩れて、水は水路に流れずそのまま民地に流れ出し、下にある民家等への影響も考えられる。
地元では危機感を感じられて綾部市に緊急で要望されたようだ。そこで綾部市の農商工部に確認すると大谷池はすでに廃池されているので、流路は建設部管理の「法定外公共物」となっており、綾部市ができることは原材料支給して地元自治会で工事してもらうことだけとのこと。
何十年も昔から現存していた里道・水路が「法定外公共物」であることは分かるが、まだ6年ほど前に作ったものが簡単に壊れているのでは、そもそも廃池時の設計がどうだったのか?流路が90度に曲げられているので大雨時には溢水する構造になっている。
農商工部、建設部双方に事情を聴くと、すぐに何ができるかは難しい感じだったが、このまま放置して災害を招くことになると綾部市の責任にもなってくるのではないかと、廃池工事の設計の経緯等について再度、調べてもらうように要請した。
夕方には障害者支援に関して、ある市民の方のこれまでの経験や想いを聴くための会合を行い、民政会、創政会の市議有志の皆さんにもご出席いただいた。