18日㈪、朝、名古屋から京都に戻り、11時から自民党府議団政調会による「国民健康保険について」の勉強会に出席した。
国保事業の安定化のために都道府県一元化を進めていかざるを得ないだろうが、それによって起こる問題等について説明を受けた。医療資源の乏しい我々の地域からすると、同じ保険料にするなら医療資源も同じであるべきで、そうでないなら差が必要だと思っている。
11時45分には新技術と社会づくりに関する特別委員会(森口亨委員長)の正副委員長会に出席した。
12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会に出席し、文化生活部の所管事項に対する質問を行った。
私からは京都府が策定する第5次「DV防止計画」について質問した。
最初に夫婦げんかとDVの違いを質問したが、「夫婦げんかもDVに当たる」という答弁だったので、それは違うだろうと述べた。
夫婦げんかでも一方的に暴力、暴言等が行われ、支配と従属の関係にあるのだとすればDVに当たるが、何でもかんでも夫婦げんかがDVだということは範囲を広げすぎだと指摘した。そんな計画を作れば、京都府は全ての夫婦げんかの仲裁までしなくてはいけなくなる。
そもそも、DVの定義をしっかりとした上で、計画を策定すべきだと指摘した。
調べてみると子どもの前で夫婦げんかをしただけで「面前DV」で「心理的虐待」だとホームページに記載している自治体もあるが、そうなると全ての夫婦げんか=DVということになってしまう。非常にあいまいな中で言葉だけが独り歩きしていると感じている。
「あの家庭は夫婦げんかが多いから」というだけで子どもが児相に「一時保護」され、長期間にわたって親子分離されてしまう事例もあるので、DV防止の計画は直接的にDV防止を目指してつくるものであって、適用を広げて、間違った風潮を世の中に創り出すことで別の悲劇を生み出してはいけないと指摘した。
委員会終了後は綾部に戻り、帰りの電車の中で下村博文氏への政倫審での質問中継を観た。何のために出てきたのか、知らないなら出て来なくても良かったのではないかと感じた。