バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ご乗車

2011年06月21日 11時30分56秒 | バス運転士
朝の営業所前発… 私は“乗客の少ない(乗らない!?)”某住宅地行きだった。すぐ1分後に“乗客の多い”某駅行きがあったので、扉を開ける時にハッキリと「某住宅地行きです」と言った。


すると、一人の男子高校生が乗ってきて「ICカードに入金したい」と言った。私は応対しながら「某住宅地にも高校があるけど… そこの生徒かな?」と思っていた。


しかし、珍しい乗客には違いなく、多少の不安を拭いきれないまま、私が「お待たせ致しました。某住宅地行き発車…」と車内案内を始めたところ、案の定、彼は「マジっすか!?」と言いながら席を立ったのである。


私は「某駅行きは、すぐ後ろのバスね」と言いながら「彼に“前のバスで精算済みです”と言ってもらえばいいか」と思ったけれど… 今回は基本通り“バス専用の金券200円分”を手渡し、「これで後ろのバスに乗って下さい」と言った。


カバンの中の金券を使ったのだから、上司に言って補充しておかなければならない。営業所で金券を受け取り、ハンコを押し、理由に「誤乗車」と書いて…