逆襲の自転シャア？

ある交差点で信号待ちをしていたら、車と車の間を縫うようにして自転車が先頭に出てきた。まぁ、これはよくあることで、実際に自転車の方が速い場合もあるのだが…


しかし、そこの目の前には急な登り坂があり、いくらスポーツタイプの自転車とはいえ…　いかにもパワーがありそうな外国人女性とはいえ…　そんなにスピードを出せるはずもなく…　私は登り坂で自転車を追い抜いた。法定速度マイナス１０Ｋｍくらいで…


会社からは「自転車などを追い抜く時には、２ｍ以上の間隔をあけて…」などと言われているけれど、そこまであけられる状況なんてほとんどないのが実情である。私はいつものように１ｍくらいあけて追い抜いたのだが…　自転車の女性が「※○▲☆×～！」と何か叫んだのである（多分、日本語ではない）。私は文句を言われるほどのことではないと思ったし、ましてや接触したわけではないので、そのまま走行を続けた。


そこから４つ先の交差点の赤信号につかまって、右折レーンの先頭から３台目くらいでボォ～ッとしていたら…　私の視界に先程の自転車が入ってきた。７～８ｍ前方の横断歩道の上で、彼女が指を立てながら私に向かって何か叫んでいたのである（今度もまったく聞き取れなかった）。が、それで気が済んだのか、その後すぐに何処かへ走り去った…


思わぬ自転車の逆襲に対して、鈍い私は何の反応もできなかった。恐るべし自転シャア…　否、今回は男性ではなく、“金髪の外国人女性”である。ということは…　「アルテイシア様（セイラ）か！？」と思ったアナタ！　多少の修正が必要です。セイラを一回りも二回りも巨大化させて、同時に筋肉を倍増＆脂肪を五割増し、おまけに肩と腕にタトゥーを入れて…　う～む、これじゃセイラというよりも…