某地区巡回バスで、ほぼ時間通りに走っていた時のこと… あるバス停に一人の男性が立っていたので、私はバスを止めて前扉を開けた。すると男性は「これは… 21分のバス?」と言った。
時刻は○○時58分… あまりの時間のずれに、私は「えっ!? ひょっとして… (経路誤認などを)やらかしちゃった!?」とプチドキしながら運行カードを確認… 現在時刻と照らし合わせてみた。
そして、何も問題ないことを確認した私が「いえ… 56分のバスですけど…」と答えると、男性は「あ、そう。じゃあ21分のバスを待ってるからいいや!」と言いながら、顔の前で手を振った…
この某地区巡回バスには右回りと左回りがあり、当然のことながら道路の両側にそれぞれのバス停がある。しかし、一カ所だけ表通りから外れて“一部地区をグルッと回って”再び表通りに戻る部分があり、そこだけはバスが一方通行なので“どちらも同じバス停”になるのだ(ちなみに道路は一方通行ではない)。
一般路線でも「これは◇◇分のバス?」と聞かれることがあるけれど、それは“僅かな時間差”で他のバスが来る場合でのこと… まさか、右回りと左回りしか来ないバス停で、約30分もの時間差があるバスかどうか確認されるとは思わなかった。
まぁ、でも… 不安だったら聞くのが正解! 実際、聞かずに乗って「あれ? このバスは××へ行かないの!?」なんてことがよくあるのだ。もっとも、私の場合は運転士がボケで欠陥だらけ… それなのに、パッと見の私は真面目に見えるようなので、ある意味“乗客を騙している”ことになるのか!?
そういえば昔から… 学生時代にレンタル屋さんで「お子さんにどうぞ!」とアニメのトランプをもらったり、上司と一緒に営業先へ行けば“私の方が上司だ”と思われたり、先々月の運転士評価シート(いわゆるモニター)には「凛とした趣があり感じが良い」と書かれたり… どうもすいません、中身はこんなんで…