朝、営業所からあちらこちらの始発地点へ回送で出て行ったり… 夜、あちらこちらの終着地点から営業所へ回送で帰って来たり… それらの回送ルートは様々で、ウチの営業路線ではない道路を走る場合もあれば、最初から最後までウチの営業路線と同じ道路を走る場合もある。
そこで、ボケな私にとって問題なのは… 昼夜を問わず、営業路線としても回送ルートとしても走る機会が多い道路で… 一瞬、自分が“営業中”なのか回送中なのか忘れてしまうことがあるのだ。回送中に「営業中だったっけ!?」と思うのはいいけれど…
逆に、営業中なのに「回送だぁ~! 一曲、歌っちゃおうかなぁ~」なんて思うのはマズイのである。人の乗り降りが頻繁にあれば、そんなことはないのだが… 人の乗り降りがほとんどない路線もあるので、その場合はバス停通過、バス停通過、バス停zzz…(おいこら、起きろ!)
さすがに熟睡することはないけれど(当たり前じゃ!)、バス停通過の瞬間に「ウゲッ!」と“目覚める”ことがある。バス停の位置を体が覚えているのか、視界の左端にバス停が飛び込んでくるからなのか… ホント、“通過の瞬間”に我に返るのだ。
その時は、反射的に乗客の有無を確認すると同時に、ブレーキをちょっとだけ踏んで減速しながら周囲も確認する。まぁ、幸いなことに、それで「乗客がいた!」ということはないけれど… えっ!? オマエが確認したのはバス停じゃなくて“消火栓の標識”じゃないかって? ハハ… そんなアホな… でも、ありそう…(こらこら!)