バスと戦うお婆さん！？

あるバス停で止まって「ご乗車ありがとう～」と言いながら中扉を開けると、数名のお年寄りが降り…　ミラーで扉周辺の安全を確認、車内の人に動きもなかったので、私は扉を閉めて発車しよう…　と、その時！　突然「ドンドンドンドンッ！」という大きな音がしたので驚いた。

反射的に左ミラーを見ると、今降りたばかりのお婆さんが、バスの窓ガラスを叩いていたのである。私は「一緒に降りるはずだった人が寝てしまっているのかな？」と思って、すぐに中扉を開けたのだが…　その窓の内側の席に座っている人と「さよならねぇ～」と手を振り合っただけだった…

あるバス停で止まって「お待たせしました～」と言いながら前扉を開けたのだが…　ちょっと動きの遅い扉だったので、先頭で待っていたお婆さんが“半開きの前扉”にショルダーアタックを食らわせてしまった。バスは定刻だったんだし…　そんなに慌てなくてもいいのにねぇ～

ん？　待てよ…　「バスが止まっている時に、乗客が自ら転倒した場合でも、営業所へ電話をして報告しろ」と言われているけれど…　このショルダーアタックも、肩をぶつけているわけだから…　報告しなきゃいけなかったのか！？　その前の、ガラスをドンドン叩いていた場合も、手をぶつけていることになるんだけど…？？？　ま、いっか。

さて、ショルダーアタック婆さんは表情を変えることなく、平然とフリーパスを提示して通路を歩いて行ったのだが…　果たして大丈夫だったのだろうか？　ひょっとして…　脱いだら凄い！　鍛え抜かれた“ムキムキボディー”だったりして！？　あるいは、一度は死んだお婆さんが“アンドロイド”として生まれ変わっ…　ん？　ならば、もう少し若く作ってもらうよなぁ～　ハハハ…