バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

運転士同士の路上交流

2015年01月23日 22時37分59秒 | バス運転士
先日、終点までバス停5つとなったところにある交差点を右折するため、右折レーンへ進入… その時、左ウインカーを出したバスが対向車線を走って来たので、私は「ここから終点某所の直前まで、そのバスの後ろを走ることになりそうだ」と思った。

が、そのバスが“必要以上に減速して、わざと赤信号で止まった”ような感じだったので、私は「両者が止まる次のバス停の発車時刻や、その先の乗降客の差を考えて譲ってくれたのだろう、ありがたい」と思って、御礼の挙手をしながら矢印信号の交差点を右折した。

また、ある片側一車線の道路を上って行ったら、1台の違法駐車車両が止まっていた。さらに、ちょうどその先の信号が青に変わったところだったようで、続々と対向車が来てしまった… しかし、対向車の中にいた1台のバスが、私のバスに道を譲ってくれ… なかった。

多分… そこは道路が緩やかにカーブしているところなので、私のバスを発見するのが少し遅れてしまったのだろう。しかも、そのバスは下って来ていたので、かなり強いブレーキを掛けないと止まれない… だから、一度はブレーキを踏んで減速を開始したけれど、「やっぱり駄目だ、(私のバスに)譲れる位置で止まれない!」と判断したに違いない。

その雰囲気を感じ取った私は「きっと相手は“申し訳ない”と思っているだろうから、こちらから先に“気にしないでいいよ”という挙手をするべきだ」と思って、すれ違う時に挙手… 相手の運転士さんも「すいません」という感じで手を挙げてくれた… と、こんな感じで多くの運転士さんたちと“路上交流”を繰り返している。

もちろん、その時にモニターが乗っていれば、例の採点シートで「挙手をしていた」としてマイナス評価を下されてしまうのだが… それよりも、みんながバラバラの休日&バラバラの勤務時間で働いている運転士同士… 「その瞬間に“気持ちをスッキリ”させておきたい!」と思っている運転士さんが多い証拠だろう。

とか何とか言っている私は… 基本的に“気が利くタイプ”ではない。これまでの経験やら何やらを思い出して、「こういう場合は~」と考える時間があれば、それらしいことも出来るのだが… それほど余裕がない場合は、時に予想外の動きをしてしまい、周りの人たちに迷惑を掛けているに違いない。申し訳ない… ××は死んでも治らないから… ♪笑はって、許してへ~ こほんな、私ひほ~