バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

メリットのない方法への変更

2022年01月26日 19時15分00秒 | 仕分け作業(夜勤)
仕分け作業では、小さな荷物・軽い荷物・封筒類は“仕分け用の大きな箱”の中へ入れる。大きな荷物・重い荷物は、そのまま専用の置き場所へ積み上げておく。それらの荷物は、あちらこちらの拠点からバラバラに送られてくるので、その後の“トラックへ荷物を渡すための作業”が効率良く行えるような順番に仕分けできる訳ではない。

“トラックへ荷物を渡すための作業”では、各家庭へ配達する自動車一台分ずつ(だいたい運搬車二台分)にまとめるのだが、バラバラに積み上げられた大きな荷物・重い荷物の中から捜すのは一苦労である。例えば、配送車1号車から10号車までの荷物を順番にまとめていく場合、1号車の荷物が一番上にあれば楽なのだが… 

「ない、ない、ない!」と全ての荷物を取り除いたら、「一番下から出てきた!」ということは本当によくある。マジで…!!! そして、“とりあえず避けておいた沢山の荷物”は、その後の自分が作業を続けやすいように、ある程度は散らかしたままにしておく。その方が2号車の荷物を捜しやすく効率的であり、精神的にも体力的にも楽だからである。

先週までは、そんな感じで… だいたい一区画(だいたい配送車10台分)に一人ずつ配置され、各々が自分のペースで自分のやり方で作業を行っていた。ところが、今週からは、コンピューターがバラバラに振り分ける方法でやることになったので、作業する人間は、あっちへ行ったりこっちへ行ったり… 次は何処で作業するのか分からないので、大きな荷物・重い荷物を散らかしたまま立ち去る訳には行かず… いちいち元に戻さなければならず、無駄な体力を使うことになる。

しかも、複数の人間に対して同じ区画で作業するように指示が出ることも多いので、二番目以後の人間は一番目の人間が作業を終えるのを待つしかなく… 無駄な時間を過ごすことになるのだ。そんな感じで、一昨日は残業を言われた人が多かったとか… 残業したい人には好都合なのかもしれないが、残業したくない私としては「こんな無駄な時間をわざわざ作り出しておいて“残業しろ”なんて… 冗談じゃねぇ!」と思った。

そんな私の心の叫び(いやいや、口から漏れてた!)が聞こえたのか… 昨日は、まだ“トラックへ荷物を渡すための作業”が終わっていないのに、“仕分け作業・第二ラウンド”がスタート… ま、そのお陰なのか、私には「残業~」という声はかからなかった。何人かの正社員に「この方法って、何かメリットあるの?」と聞いたのだが、歯切れの良い返事はなかった。「これが世界共通の方法」だと言うのだが… 何かと多様性と言われている時代に、「何でもかんでも統一」というのは時代遅れではないのだろうか…(いまだに「パンタロン」なんて言ってるオマエに言われたくないだろうな。ハハハ…)