連日のバスレーンくねくね路線… 毎度のことながらバスは遅れて… 私の心は渇き気味… そんな中、あるバス停で親子連れが降りたのだが、男の子から「お疲れ様!」と声を掛けられたのである。
まったく予想外の言葉に、私の方が言葉を失ってしまった(もちろん、他の乗客に対するのと同じ流れで「ありがとうございました」だけは言ったけれど…)。それだけでなく、ずっと“降車完了→即発車”という動作を繰り返していた私の手足は、そこでも同じように“すぐに扉を閉めて発車してしまった”のである。
が、バスはまだ動き出したばかり… そこで、すぐに車外スピーカーにスイッチを切り替えて、改めて「ありがとう!」と言った。しかし私は「聞こえたかな?」と不安だったので、左ミラーをチラッと見たところ… その男の子は手を振っていた。ありがとう、こども上司!
今朝は某学校の門前と最寄り駅を結ぶ路線を何度か往復した。
終点の某学校門前に到着して、前中両扉から一斉に学生らが降りて行く。助手席の女子学生が前扉から最後に降りようとした時、中扉から最後に降りようとした別の女子学生に「○○ちゃん!」と声を掛けられ、「あ~、久しぶりぃ~」と答え… 二人は会話をしながら降りて行った。私が「さぁ、すぐに忘れ物チェックだ!」と運転席を立とうとしたら、助手席の上で携帯電話が震えていた… 「お~い、携帯ぃ~!」
約50分後、再び某学校門前に到着して、一斉に降りて行く学生たち… その時、一人の男子学生が「これ、忘れ物みたいです」と言いながら、私にメガネケースの親玉みたいな物を差し出した。私は「ありがとうございます」と言って受け取り、「これは何だろう? 筆箱かなぁ…」と思いながら開けてみると、中にはゲーム機が入っていた… 新しいゲーム機が分からんとは、ワシも歳を取ったなぁ~!
折り返し、最寄り駅へ戻ってきて忘れ物チェックをしていたら、座席の下に某栄養ドリンクの空瓶が… 私は「この野郎… 体よりも心の栄養バランスを整えろ!」と独り言を呟いた。
さらに、車内観覧席と壁の間に挟まっている二つ折りの封筒を見つけた。私は「隙間に挟んで隠すということは、悪いと分かってやっているってことか?」と思いながら、その封筒を抜き出した。すると、意外なことに封筒には“厚み”があったのである。私は「ゲゲッ… まさか中身が… 10万円くらい!?」と思って中身を出してみたら、白紙のメモ用紙が10枚ほど…(そりゃそうだ!)
もしも、これが“ただ単にいらないから捨てた”のではなく、“考えて仕込んだ悪戯”だったとしたら… バスそのものを汚したわけでもないし… 私的には“あり”かな? ハハハ…
夜7時過ぎ、終点の某ターミナルで最後に降りた男子高校生の様子がちょっと変だった。私に何か言いたそうな落ち着きのない態度で… しかし、結局は何も言わずに降りて行ってしまった。
私は「男から告白されても困るぞ!」と思いながら、いつものように忘れ物チェックを… と思ったら、車内ミラーに人影が映っていた。その影は最後部左隅の座席でジッとして動かず… なるほど、彼はそれを言いたかったのだ。
すぐ後ろに他のバスも到着していたので、私は寝ている人を起こすために、急いで最後部座席まで行ったのだ… が、が、が、それは若い女性だったのである。
「ゲゲッ…」と私は足を止めた。「うかつに触れると訴えられるぞ!」と誰かが言っていたのを思い出したからである。私は「お願い! 起きてくれぇ~」と念じた。すると、念が通じたのか(んなわきゃねぇだろ!)彼女は目を覚ましてくれ、何度も「すいません」と言いながら降りて行った…
それにしても… もしも女性が寝込んでいて、声を掛けても起きなかったらどうするんでしょうね? まさか警察を呼ぶ!? そんなアホな…
午前中の敬老ラッシュ時間に、あるバス停からお年寄り4名が乗車した。さらに、前方から歩いて来るおばあさんがいたので、乗客か否か見極めるために待つことにした。
その時、後方から歩いて来るおじいさんもミラーに映ったので、私は二人に向けて「発車しますよぉ~、いいですかぁ~?」と呼び掛けた。すると、おじいさんが早歩きで乗り込んで、車内の時計を見上げて「まだ○○分だがや!」と言って助手席に座った。
私は「えっ!? まだ発車時刻じゃなかったっけ?」と思って、電波時計を見たのだが… ○○分50秒を過ぎたところだった。そりゃまぁ、確かに“発車時刻は○○分”ですけどねぇ…
先月、母が「電電公社から電話があって、二カ月は無料で使えるからって…」と、インターネット回線を使ってテレビやビデオを見られるものに仮契約(?)したらしい。そして先日、案内書とチューナーが届いてしまった。私は「ウチは地デジやBSにも関心ないのに… どうせそんなもの見ないでしょう?」と母に聞いてから解約の電話をしたのだが… 女性オペレーターから「せっかくなので、一カ月だけでも体験してみて下さい。接続は6月1日にされた方がお得です」と言われて… 私は「はぁ… そうですね」と言って電話を切った。
そして私は「どんなものなのか、案内書だけでも読んでみるか… チューナーは開封せずに送り返そう」と思って、案内書の中の番組表を見始めた。すると、音楽番組案内の中に、母の好きな【五木ひろしコンサート】を見つけてしまったのである。しかも放送日が6月1日となっていて… 私は「こういう流れなのかな?」と思って、今朝は迷うことなくチューナーを開封して接続した。そして約90分のコンサートは無事に終わった。
次に、面白そうなタイトルの番組(ビデオ)を探してみた。【ブラックホール~】【津波~】【恐竜~】などなどをチラ見して、いよいよ“特撮”“アニメ”の世界へ… まずは【帰ってきたウルトラマン】のビルガモという怪獣が出てくる話の“クライマックス”だけを見た。私が子供の頃、ウルトラマンが登場すると同時に時計を見て… 「今回は何分何秒でカラータイマーが赤になった」と確認していたのだが、その時はとても長くて7分くらいだったと記憶していたからである。しかし、実際にはもう少し短くて“6分20秒くらい”だった。それでも十分に長く、いわゆる“3分”の二倍以上なのだが…
次に【あしたのジョー2】の終盤4話を、ところどころ早送りしながら見た。それでも… う~む… うぅ… ぐすん… ずずっ… 久しぶりに見たのだが、やっぱり泣いてしまった。あの場面で… その台詞で… このオッサンが…