と言っても、UFOのことではありません。今朝9時頃… 私は楽々オートマチック式のバスで某所から営業所前ターミナルへ向かって走っていた。お出掛けのお年寄り軍団や「土日切符ください」攻撃によって、バスは3分ほど遅れていた。
そして、かなりキツイ上り坂を走行中、急にバスの速度が上がらなくなり… というか減速し始めたので、私が「さすがにバスが重いのか… ん? ギアが高いまま下がらない!? 何が起こったんだ???」と思いながら視線を下に落とすと、“エンジンの輪郭が描かれたオレンジ色のランプ”が点灯していたのである。
私は「ゲゲッ… しかし! まだエンジンが止まったわけではないぞ! 諦めたらそこで終わりだ! 頑張れ! 頼むわ~!」とバスに念を送ったけれど… もう、どうにもならなかった…(当たり前じゃ!)
私はハザードランプを点滅させて、バスを道路の左端に寄せて止めた。そして「エンジンの調子が悪いようなので、営業所へ電話を掛けさせていただきます」と乗客に断ってから、携帯を取り出して電話をした。
すると、ある上司が「まずはエンジンを止めて、バスの電源を切って10秒以上待ってから、再び電源を入れてエンジンを掛けてみて! その時に、オレンジ色のランプが消えていれば、とりあえず走るようになるから!」と言われたので、私はエンジンを止めて「一旦、バスの電源を切ります」と言ってから手順通りにやってみたのだが…
オレンジ色のランプは、相変わらず点灯したままだった… そう、失敗である。私は、静まり返ったバスの中で「ここで運行中断か… 代行バスが来るのか… 何分くらいかかるのだろうか… あぁ、罵声罵声罵声… はぁ、お詫びお詫びお詫び…」と意味のないことを頭の中で巡らせながら、もう一度やってみるしかなかった。
すると、今度はオレンジ色のランプが消え、エンジンもブルルンと歓喜の声を… 否、喜んだのは私である。すぐに「お待たせして申し訳ございません。とりあえず走れるようになりましたので、発車いたします」と言って再び路線を走り始めたのだが… バスは7~8分遅れになっており、そこからは得意(?)の「お待たせして申し訳ございません」&「バス遅れましてご迷惑様でした」の繰り返しとなった…
今回のトラブルといい、先日の“美人モニターとの再会”といい、もうちょっと前の“一匹の犬に乗り込まれて困った話”といい、月刊に書いた“交差点直前に止まっていたキャリアカーの話”といい、いつかの“白衣の天使”といい、“可愛い女子学生たち”といい… この路線では、ブログのネタになる出来事や人が多いのかも… 次回はいつ走るのかなぁ~、楽しみだなぁ~ ハハハ…
担当コースが変わってから、某地区巡回バスばかりやっているような… ま、あくまでも気分的なもの… と思ったけれど、やはり毎週1~2回はやっている。それだけ慣れる(覚える)のも早いはずなのだが… ずっと慣れ始め(うっかりミスをやってしまいそうな状態)のままのような気がする。
今日も、回送で某駅へ向かっている時… 某駅の待機場所にバスを止めた時… 運行カードの発車時刻を見た時… 私はずっと「某地区巡回の右回りだよな、間違いない!」と確認していたのだが… なぜか頭の中では“左回り”をイメージしていたのである。幸い、乗り場へ着ける前に気付いたから良かったものの… いつかやってしまいそうだなぁ…
その90分後、再び某駅の乗り場で… 一人の男性から「○○停に行きますか?」と聞かれて、「いいえ…」と言いかけてから「行きますよ。遠回りになりますけど…」と答えた。彼は、それを聞いて乗るのを躊躇したようだったので、私は慌てて「あ、ちょっとだけですけどね。予定では13分で○○停へ行きますよ」と付け加えた。すると「それなら乗ります」と言って乗ってくれたのだが… 遠回りしないで○○停へ行くバスは、なんと1時間後だったのである。
慣れない路線で… しかも時間がない(発車時刻を過ぎている)状況では… 「早く何か答えなきゃ!」と焦って“言葉足らず”になってしまい… そこから慌てて“言葉の増築”を繰り返し… 結局、何が言いたいのか分かりづらい“言葉の迷路”を作ってしまうことがある。完全弊社のバスのように運賃後払いならば、発車の5分前からでも10分前からでも乗り場に着けて、丁寧な応対が出来たんだけどなぁ…
「次は○○三丁目~」とコンピューター音声が流れ、「ピンポーン!」と降車ブザーが鳴り、「次、止まります」と低評価運転士が返事をして… しばらくすると、一人のお爺さんが立ち上がり「間違えて押しました。その次の○○二丁目で降ります」と言ってくれた。
こういう場合、私の対応は… その時の乗客数やバス停によって異なる。「他に降りられる方がいらっしゃるかもしれないので止まりますね」と言って止まる場合もあるし、「それでは一旦消しますね」と言って降車ランプを消す場合もあり… 今回は「他にはいない!」と勘が働き、後者の対応をした。
すると、数秒後に再び「ピンポーン!」と降車ブザーが鳴ったので、私も再び「次、止まります」と言いながら「あっちゃ~、勘が外れたか…」と思った。そして、○○三丁目でバスを止めて中扉を開けたのだが… なんと、そのお爺さん一人だけが立ち上がって降りようとしたのである。
私は慌てて「あ、ここは三丁目ですよ。二丁目は次ですよ」と声を掛けたのだが… お爺さんは「いや、ここで降ります」と言ってバスから降りて行った… う~む… 「お爺さん以外に降りる人はいない!」という勘は当たっていたのだが… お爺さんの思考回路は読み切れなかったなぁ~ 残念!
2月5日&7日に“クラッチを何秒以上か踏みっぱなしにしていると、知らないうちにクラッチの繋がる位置が低くなっていて、それまでのように足を上げると「ガクンッ!」と繋がってビックリさせられるバス”の話を書いたけれど… 今日の午後、またまたそのバスに当たってしまった。バスの番号に“ラッキー7”が含まれているのに、とてもアンラッキーな気分で仕事に臨んだ私であった。
私は、バス停や信号待ちでの停車が短時間(乗客が一人だけだとか、もうすぐ信号が青になるとか…)の場合には、「意味もなくエンジンやバッテリーに負担をかけるだけの無駄なアイドリングストップをやめよう」と思って、ついついクラッチを踏みっぱなしにしてしまっているのだが… 運賃精算に手間取ったり、なかなか着席しなかったりして、予想以上に時間がかかったりすると… 知らないうちにクラッチが変動していて、発進する時に「ガクンッ!」となってしまうのだ。
バス停や信号待ちで… とにかくバスが止まる度に、ギアをニュートラルにしてクラッチを繋いでいれば、クラッチが繋がる位置の変動は起こらないらしいのだが… 長年やってきた“踏みっぱなし癖”を、不器用な私がすぐに修正できるはずもなく… ず~~~~~っとギクシャクした運転(様々な操作を含む)になってしまった。
それは、交通量が多く青信号の長い交差点で右折待ちをしている時も同様で… 交差点内でクラッチを踏んだまま、待つこと数十秒… クラッチが変動していることに気付かず、発進時に「ガクンッ!」となって… 「こりゃいかん!」と慌ててクラッチを切って… 再び恐る恐るクラッチを繋いで… ガクガクガク… そういえば、先月の車内モニター採点シートの中に「運転がカクカク…」と書かれたものが一枚だけあったけれど、多分、このバスの時に乗ったに違いない。
そこで今日は、僅かな時間でも(たとえ5秒でも3秒でも!)ギアをニュートラル&クラッチを繋ぐという状態にしたかったので、アイドリングストップのスイッチを切った。スイッチを切っておかないと、異常なまでにアイドリングストップしてしまうからである。もしも今日、委託元の職員が乗っていたら「松井という運転士はアイドリングストップをやっていない!」と言われてしまうだろうが… 仕方がない。
もしも! 私が「優秀な運転士だ」と評価されていたら(絶対に有り得ないけど…)、「アイドリングストップをやっていないなんて指摘されたら、私の評価に傷が付くなぁ~」と思い、無理してガクガク運転を続けて車内事故発生… だったかもしれない。うん、これぞ低評価運転士の強みである!(強がりの間違いだろ? ハハハ…)
朝、私は某駅の待機場所にいた。私のバスの発車時刻の3分前に、先発のバスが出て行ったので、グル~ッと回って乗り場へ… すると、車椅子の男性が待っていたのである。私は「先発バスとの時間差が3分しかないのだから、遅れても仕方がないだろう」と思いながらバスを止め、前扉の外で待っている乗客へ「しばらくお待ちください」と言いながら中扉だけを開けた。
そして、運転席を立って車椅子の男性の乗車扱いを… と思っていたら、どこからともなく現れたイケメン運転士さんが「あ、車椅子の方の乗車はやりますから、どうぞ(前扉からの乗車扱いを)やってください」と言ってくれたのである。私は驚きながらも「どうもありがとうございます」と答えて運転席に戻った。
その運転士さんは、ちゃんとICカードのタッチまでやってくれ… 最後には「多分、○○で降りられると思います」と教えてくれた。いやぁ~、イケメンの上に親切な運転士さん… 私が女性だったら、某芸人さんじゃないけれど「惚れてまうやろぉ~!」と言ってしまいそうな… ん? そういえば名前を聞くのを忘れてしまったなぁ…(この大馬鹿者!) それとメールアドレスも…(女を諦めて男にするのか?) いや、乗客のスレンダー美人の…(アホか! この恩知らず!) 冗談だってばさ!
昼食タイム後、私は“少し慣れてきた”某地区巡回バスをやっていた。この路線には、途中で片側三車線の広い道路を横断しなければならないところがチラホラある。バス停から発車して、50~200mくらい先の交差点を右折しなければならないからである。スンナリと車線変更できれば問題ないのだが… なかなか譲ってくれない場合があり… 今日も前方の交差点の信号が赤になって、ようやく(嫌々?)止まってくれた感じであった。
私はとりあえず真ん中車線への変更を完了し、右ウインカーを出したまま前方の信号が青になるのを待っていた。そして「車の列が動き出せば右車線へ変更できるだろう」と思っていたのだが… ふと、路線地図に視線を落としたところで、私の顔は真っ青… 否、真っ赤に燃えだしたのであった。そう、前方の交差点は… まだ右折する交差点ではなかったのだ。
先週も書いたように、この地区の巡回バスは2種類あり… もう一つの巡回バスでは、その交差点を右折するのである。私はこっそり右ウインカーを引っ込めて、左ミラーで左車線の安全を確認し、グイッと左へハンドルを切って左車線へ復帰… 幸い、まだ次のバス停を通り過ぎていなかったので、「△△停、通過します」と“落ち着いた口調”で言った… う~む… どう考えてもバレてるよなぁ… ハッハッハッ…(ふぅ~、危ない危ない…)