現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

寺とヤクザ

2011-10-05 11:30:09 | 社会問題
「寺銭(てらせん)」という言葉は、一般化している。

江戸時代、博打は違法だったが、町奉行の管轄外にある
神社や寺で、ヤクザが「賭場」を開き、「ショバ代」として、
寺に収めたからだ。「虚無僧寺」も 「飲む打つ買う」の
「溜まり場」だった所も あったとか。

その名も『やくざ坊主』という映画があった。(1967年 大映)。

▼勝新太郎扮する「竜全」という悪徳坊主。寺を「連れ込み宿」と
して男女に提供し、その現場を 隣の部屋から覗かせる商売も始める。
さらに、寺で賭場を開帳し、儲けた金を、女郎屋のお辰(小川真由美)に
貢いで気を引こうという有り様。「お辰」は 坊主と“とろろ”が 大嫌い。

「お色気と博打と喧嘩」という、ハチャメチャな「破戒僧」も、
勝新がやると、笑って許せてしまえそうな気に、観ている側を
させてしまう。そういう庶民感覚だったのだ。

(勝新は麻薬をパンツに隠して捕まったっけ)


▼ようするに、庶民は「寺とヤクザ」を、なんとなく重ねて
見ていた。それが、またぞろ、現実問題になってきつつあるそうな。

○○組の大親分が、どこぞの寺で剃髪し、得度受戒したとか。
これには、親交のある作家や弁護士など40人ほどが列席して
話題になった。

ある寺は、住職がヤ~さんに誘われて、ラスベガスに行き、
3億もの大損をさせられて、寺をのっとられた。寺の所有者は
○○組だ。こうして、今、寺が「○暴」の“駆け込み”、
いや「賭け込み寺」になっているらしい。おおコワッ!

堅気(カタギ) も加担

2011-10-05 11:09:50 | 社会問題
最近、なにやら怪しげな電話がかかってくる。
内容は言わず、とにかく「ご挨拶に伺いたい」と
アポ取り。

電話の相手は、それ用に 採用された女性たち。

ネットで 調べてみると、その会社の社長は
「○○組の組長」だった。カムフラージュで
「老舗旅館」も傘下に入れている。

(最近、こうした店や 寺までが ヤクザに買収
されているようだ。)

三度目の電話の時に、「あなたの会社をネットで
調べさせてもらった。○暴と関係があるようなので、
そのお仕事、辞めた方がいいですよ」と、親切心で
言ってあげた。

すると、それまで、優しい言葉使いで、丁寧に
話をしていた女性の態度が豹変した。どうやら、
そのようなことは知っての上で、アポとりを
しているようだ。

普通の人が「悪徳商法」や「詐欺」と知っていて、
金のために、平気で加担している。

映画『悪人』は、日常に存在する現代の“闇”を、
サラリと描いてみせてくれた。それだけにオソロし
かった。

「露天商」は○暴?

2011-10-05 10:31:20 | 社会問題
京都・嵐山公園の露店責任者、暴力団組長だった(読売新聞) - goo ニュース


「“露天商”は○暴さんか?」「“傘下”」と
思っていた。「○暴」でない“露天商”もいるとは、
むしろ驚き。

京都、嵐山公園の露店の責任者の身元調査をしたら、
お一人様だけが「暴力団組長」と判り、出店差し止めの
ニュース。

お祭りで、露天商が建ち並ぶのも、一つの「風物詩」。
だが、最近は同じような店ばかりで、買い食いしたり、
輪投げなどに興ずる人も少なくなった気がする。
露天商はヒマそうにしていて、気の毒なくらいだ。

露天商は「○暴」の仲間かと思うと、買う気も失せる。

「堅気(カタギ)」なら、「○暴」とは無関係という「証明書」を
警察署で発行してもらうと良いか。

最近は、お祭りなどに「虚無僧」姿で行くと、「○暴」の
仲間かと、うさんくさい目で見られるようになったから、
もう行かないことにしている。

相撲もそうだが、「日本の伝統文化」は、「ヤクザ」と
ともに消えるか。