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現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

尺八吹く時の目のやり場

2012-09-02 20:09:51 | 虚無僧日記
暗譜した場合、管楽器奏者が他の演奏者と違う点。
それは 目のやり場に困るということ。ピアノは
鍵盤を、バイオリンやギターも 指を押さえる
ポジションを見ている。

尺八の場合、口をゆがめたり、首を振るなど
結構アクションがはいるので、目の位置が
定まらない。今まで何枚も写真を撮ってもらったが、
気にいった写真は少ない。

以前「○○新聞」が取材にきて、写真が大きく
載ったが、目を剥いた“昇天顔”で がっかり
した。ことほどさように、尺八を吹いている顔は
様(サマ)にならない。尺八が嫌われる理由の
ひとつかも。

得てして、素人さんの顔はおかしい。
自分の指を見つめているような寄り目の人。
目を剥いて“空”を見つめる人。
目をつぶって苦しそうな顔をする人。

藤原道山などは、尺八を吹いている時の顔も
ステキだ。舞台に立つには「顔」だけでも
惚れられるような顔にならなければ・・・。
顔は変えられぬか。


暗譜するには

2012-09-02 17:15:40 | 虚無僧日記
9月9日の公演まで一週間を切った。昨日リハーサル。
私が吹奏する曲は4曲。内1曲はまだ完成していない。

全曲 暗譜で吹くはずでしたが、暗譜の苦手な私。
暗譜するにはどうしたらよいか、ネットで検索したら
結構 載っていました。

ピアノや弦楽器に比べて管楽器の人は暗譜が苦手」と
いう記事にニヤリ。その理由は、管楽器は指の位置が見えない、
管楽器を鳴らすには 結構 口を動かさなければならない。
「アイウエオ カキクケコ・・・・・」と口を動かしながら文章を
読むと、意外にも何が書いてあるか よく頭に入らない」
という例を挙げて、「口を動かすと楽譜が記憶しずらい」とも。
フムフムなるほどその通り。

「暗譜の能力は、できる人とできない人で 100倍、1000倍もの
差がある」とも。「ピアノの発表会などで、途中で手が
止まって、以来トラウマになる人も」と。実は私もそう
なのです。

まずは「暗譜は苦手、できない」という硬直した捉われの
心をほぐす。やみくもに最初から最後まで通して吹いて
覚えるのに時間もかかるし、途中で分らなくなると、
また最初からやならければ弾けない危険性がある。

暗譜の方法としては、①楽譜を写真や絵のように全体で
捕らえる。②理論的に構成を頭に入れる。③部分部分を
区切って記憶していく。

などなど、いろいろアドバイスがありましたが、「王道は
無し」。ひたすら時間との勝負。できる人も それなりに
時間をかけて努力しているのです。できない人はその
100倍、1000倍の努力するしかない。

あと一週間「全力投球」。寝ても覚めても暗譜暗譜ですね。