現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

“歴女”が 求める歴史上の英雄像とは

2014-09-03 21:17:45 | 虚無僧日記

伏見の地下街に「戦国カフェ」がオープンした。

近年では、この地下街は すっかりさびれてシャッター街。

いつ通っても「戦国カフェ」は ガラ空き。客の呼び込みに

一役かおうと、「歴史のよもやま話」の会を定期的に

開催してはどうか。私がその講師を勤めたい」と売り込んで

みた。

若いしっかりしたオーナー氏曰く。 「今時の歴女は、

名古屋武将隊の彼らのファンであって、“ほんものの”

三英傑(信長、秀吉、家康)の真実の事跡などには興味

ないですよ」と。一蹴されてしまった。

 

歴史が 歴史で なくなっている。彼女たちが憧れる

「前田慶次」などは、歴史上の史料はほとんど残っていない。

彼女たちが知っている「前田慶次」は、マンガやゲームソフトで

知った架空の人物だ。

まともな歴史が、必要とされていない時代となった。

私の出る幕が なくなってしもうた。 げに恐ろしや。

 

 


さささ、3,000 マンエン!?

2014-09-03 15:16:03 | 虚無僧日記

ハラハラドキドキ、一週間の沈黙でした。東京の実家から、母から

「売ってくれ」と託されて持ってきた掛け軸。「小野竹喬」「伊東深水」他。

これは1,000万の価値はあるとのこと。とワクワクドキドキ。ネットで

探した古物商に 写真添付して査定を依頼。

「バブルの頃は 1,000万したものも、今は100万。売るとなると

10万ですからねぇ」 と 云われて  まず ガクッ! 

「それも本物と鑑定されて、状態が良ければの話。鑑定料は一点につき

5, 6万 かかります。滲み などが有る場合は、 その修復に作品の値段

以上かかる場合もあります」。

「箱書きも重要です」

まぁ、いろいろ勉強になりました。

さて「鑑定結果はいかに」。 ジヤジヤジヤジヤ~ン。

二点で・・・・・・3,000・・・。  「さささ 3,000万円!!?」

「いえ、3,000円です。 偽物です」。

もうショック。

「せめて20万でも 入れば」と、それを当てにして、10/26の能楽堂

公演のために、衣装やら小道具類を ネットで買い込んでしまった。

“しまった  しまった“ である。 カードの支払いができない。

もう、まっさお。 落ちこんでます。

 


小道具類売ります。買ってちょ

2014-09-03 14:57:59 | 虚無僧日記

そんなわけで (資金繰り厳しく)、10/26日の 「能楽堂公演・一休語り」

終了後、公演のために買い揃えた 衣装や 小道具類を、

ネットで買った値段の半額で 売ります。

木魚 3,000円

見台 5,000円 (義太夫用の 金蒔絵をほどこした立派なもの)

骸骨 2,000円

模造刀 大小 二本セット 1 万円 (鞘は 茶金 梨地 柄巻は黒)

着物 花嫁衣裳の内掛     5,000円

袴 (能衣装なみの派手な柄) 5,000円

鎧の佩盾(はいだて=膝当て) 5,000円

尺八 2尺8寸管     10万円

尺八 1尺8寸管      3万円

品物をご覧になりたい方は、ぜひ 10/26 能楽堂公演 見に来て

ください。


「贋作詐欺」は日本のお家芸?

2014-09-03 14:41:47 | 虚無僧日記

「最近 オレオレ詐欺だの、還付金詐欺だの、世の中悪くなった。

昔の日本人は、清く正しく、お互い 信頼で 生きていた」なんて 

したり顔でいう人の面を ひっぱたいてやりたい。

昔の方がひどい。美術骨董品や刀剣類では贋作が当たり前。

「お宝鑑定団」を見ていても、本物は 稀れ。“いったい どういうことだ!”

と 云いたい。昔の人は 平気で贋作を作り、古物商も 贋作と知って

素人を騙して高く売る。

騙された方は「目利き」ができなかった未熟者。 “騙し 騙され” を

楽しむのが 日本文化だった かの 感すらある。

どうして、こんなことが許されてきたのだろう?。

 

つい、数十年前まで 日本人の代名詞は 「猿真似」 。

松下電器などは「マネシタ電気」と揶揄されていた。

贋作日本を今 中国が マネし。 マネされて、日本人が

怒ってる。云えた義理か?