ピンチ! 今月の家賃が払えない。 掛け軸が100万円
ぐらいで売れるかと当て込んで、次々とネットで買い込んで
しまった。しまったしまった島倉千代子。
掛け軸は1万円もしないとのこと。真っ青。カード地獄の
あの悪夢がよみがえって、ブログどころでなくなってました。
窮して、いよいよ先祖伝来の刀、最後の一振を売ることに。
10年前、カード破産した時、刀を4本売って、弁護士費用に
充てたのでした。その時の査定で「30万円」と言われた古刀
だけは 売らずにおいたのですが、その最後の一振を今日、
刀屋さんに持ち込みました。
この10年で、刀の値段は下がる一方とのこと。査定は
10年前の三分の一の10万円。ガックリ、くりくり、栗田貫一。
10年前、売っておけばよかった。後悔先に立たず。
それにしても、50年前、平均月収が3万円のときに「30万」
と云われた刀。当事だったら年収分に相当していた。
それが50年経って、10万円。月収の半分。
逆に言うと、昔100万円以上もしていた刀が、今なら
10万円台で買えるようになった。
尺八もそう、2、30年前 「100万円」していた尺八が、
今はネットで 3万円で買える。
掛け軸などは、昔100万円のものが1万円。
1万円で買って、外国人に売れば、倍ぐらいにはなるか。
とにかく、日本の古い文化が音を立てて崩れていく。
現代に必要とされないものは、何の価値もなくなった。
嘆くべしか。