名古屋駅前で 尺八を吹く。 師走の風は冷たい。懐も寒い。
巷ではボーナスが出たのだろうか。ものすごい人人人。
でも、私の前 5m 以内には 誰も近づいてこない。
向こうでは、7億円の宝くじをアッピールする呼び声。
あれ? 衆議院選挙だというのに、街宣車は一台も来ない。
いつもなら、入れ替わり立ち代り、各政党の選挙演説が
繰り広げられるのだが。今回はどうしたことだ。突然の
解散で準備が間に合わないのか。
最近、ますます 虚無僧の存在感が無くなってきた。
みんな無視無視虫蒸し蒸し。 さびし、時代錯誤か、
そんな中で尺八を吹くなんて 惨め、みじめ。
そんな哀れな私を 遠くから ジィ~と 見つめている
一人の女性。 マスクで顔を隠しているが Yさんと判った。
シャイな彼女。近づくのをためらっているのか、もう20分も
立ちすくんでいる。
寒かんべぇ、と 気の毒になって、こちらから声を掛ける。
周囲の目を気にしながら、ソロソロと近寄ってきてくれた。
12/22(月) 伏見白川の彼女の店で、私のライブをさせて
いただくことに。ありがたいことです。