現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

奥田瑛二『五番町夕霧楼』で尺八を吹く

2015-04-14 21:41:09 | 虚無僧日記

NHK大河ドラマ『花の乱』で「一休」を演じてた奥田瑛二。

水上勉原作の『五番町夕霧楼』で尺八吹いてました。

https://www.youtube.com/watch?v=4Y86klzIhEs

 

若い僧が寺に放火するという『金閣寺』に似た内容。

相手役は松阪慶子。

 

 

大島渚『愛のコリーダ』に尺八・筝

2015-04-14 16:43:50 | 虚無僧日記

大島渚『愛のコリーダ』音楽が、三木稔作曲の「三本の尺八の為のソネット」と

「筝譚詩集」。尺八は横山勝也、宮田耕八朗、そして私の尺八の師「古賀将之」氏。

尺八や筝が使われた記念すべき作品です。当時日本では撮影できないので

パリで撮影されたとか。ですから「フランス映画」だそうです。

国内での上映もできず、私は、わざわざグアムまで行って観ました。

https://www.youtube.com/watch?v=F2fXmGW9ltI

 

https://www.youtube.com/watch?v=bk_aOjfkCrY#mce_temp_url#

 

:https//www.youtube.com/watch?v=ntGAFgoY6S0


NHK大河ドラマ『花の乱』

2015-04-14 14:50:07 | 虚無僧日記

『太平記』につづいて、1994年のNHK大河ドラマ『花の乱』全27話を観る。

こちらは、足利8代将軍「義政」の妻「日野富子」が主人公。三田佳子が演じた。

こちらも、「義政」の弟「義視」と、義政の子「義尚」との争いから応仁の乱と

なる。室町時代は、政争と骨肉の争いの、暗黒の時代だった。

さて、この『花の乱』は視聴率最低に終わった。私もほとんど観ていない。

というのは、史実と異なる創作話が多すぎて、歴史を惑わすからである。

 

たとえば、一休の侍者「森女」が出てくるが、「森女」が「日野富子」と

父親違いの姉妹という設定。しかも、富子の母が酒呑童子に犯されて

身ごもったのが森女で、本物の富子が盲目となったため、幼少時に

入れ替えられ、森女が富子に、富子が森女になったという大胆な設定。

なぜそのような創作をする必要があるのか、理解に苦しむ。

「日野富子」の悪女の資質は「酒呑童子」の子という理由付けをしたかった

ようだ。あげくのはて、「森女」は殺されてしまう

私は「一休と森女」の講演を行っているが、幸い、この『花の乱』を

観ていた人はほとんどいないので、助かっている。このような

誤った知識を持たれていると、大変困るのである。

 

 


NHK大河ドラマ『太平記』

2015-04-14 14:07:59 | 虚無僧日記

1991年のNHK大河ドラマ『太平記』全49話が You-tubeにアップ

されていたので、全話を観る。延べ40時間以上。二日通して観た。

鎌倉末から後醍醐天皇の建武の親政を経て、足利幕府を開いた

「足利尊氏(1305-1358)」の一生。尊氏役は真田広之。

原作は吉川英治。戦前の皇国史観では「足利尊氏」は逆臣として、

尊氏のことをとりあげるのもタブーだったから、この時代については、

なかなか知られていない。

鎌倉幕府の北条氏の内部抗争に始まり、北朝と南朝の争い。

「尊氏」と弟の「直義」、尊氏の二人の子「義詮」と「直冬」、兄弟

親子の骨肉の争い。そして子飼の腹心「高師直」と『直義」との政争。

そして守護大名たちの結合離反の繰り返し。鎌倉から室町にかけては、

争いごとばかり。いささか疲れた。

 

「足利尊氏」とは横暴な専制君主というイメージだったが、ここでは、

争いを好まず、戦いを避けたい平和主義者、理想主義者で苦悩する人物

として描かれている。