NHK大河ドラマ『花の乱』で「一休」を演じてた奥田瑛二。
水上勉原作の『五番町夕霧楼』で尺八吹いてました。
https://www.youtube.com/watch?v=4Y86klzIhEs
若い僧が寺に放火するという『金閣寺』に似た内容。
相手役は松阪慶子。
NHK大河ドラマ『花の乱』で「一休」を演じてた奥田瑛二。
水上勉原作の『五番町夕霧楼』で尺八吹いてました。
https://www.youtube.com/watch?v=4Y86klzIhEs
若い僧が寺に放火するという『金閣寺』に似た内容。
相手役は松阪慶子。
大島渚『愛のコリーダ』音楽が、三木稔作曲の「三本の尺八の為のソネット」と
「筝譚詩集」。尺八は横山勝也、宮田耕八朗、そして私の尺八の師「古賀将之」氏。
尺八や筝が使われた記念すべき作品です。当時日本では撮影できないので
パリで撮影されたとか。ですから「フランス映画」だそうです。
国内での上映もできず、私は、わざわざグアムまで行って観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=F2fXmGW9ltI
https://www.youtube.com/watch?v=bk_aOjfkCrY#mce_temp_url#
『太平記』につづいて、1994年のNHK大河ドラマ『花の乱』全27話を観る。
こちらは、足利8代将軍「義政」の妻「日野富子」が主人公。三田佳子が演じた。
こちらも、「義政」の弟「義視」と、義政の子「義尚」との争いから応仁の乱と
なる。室町時代は、政争と骨肉の争いの、暗黒の時代だった。
さて、この『花の乱』は視聴率最低に終わった。私もほとんど観ていない。
というのは、史実と異なる創作話が多すぎて、歴史を惑わすからである。
たとえば、一休の侍者「森女」が出てくるが、「森女」が「日野富子」と
父親違いの姉妹という設定。しかも、富子の母が酒呑童子に犯されて
身ごもったのが森女で、本物の富子が盲目となったため、幼少時に
入れ替えられ、森女が富子に、富子が森女になったという大胆な設定。
なぜそのような創作をする必要があるのか、理解に苦しむ。
「日野富子」の悪女の資質は「酒呑童子」の子という理由付けをしたかった
ようだ。あげくのはて、「森女」は殺されてしまう
私は「一休と森女」の講演を行っているが、幸い、この『花の乱』を
観ていた人はほとんどいないので、助かっている。このような
誤った知識を持たれていると、大変困るのである。
1991年のNHK大河ドラマ『太平記』全49話が You-tubeにアップ
されていたので、全話を観る。延べ40時間以上。二日通して観た。
鎌倉末から後醍醐天皇の建武の親政を経て、足利幕府を開いた
「足利尊氏(1305-1358)」の一生。尊氏役は真田広之。
原作は吉川英治。戦前の皇国史観では「足利尊氏」は逆臣として、
尊氏のことをとりあげるのもタブーだったから、この時代については、
なかなか知られていない。
鎌倉幕府の北条氏の内部抗争に始まり、北朝と南朝の争い。
「尊氏」と弟の「直義」、尊氏の二人の子「義詮」と「直冬」、兄弟
親子の骨肉の争い。そして子飼の腹心「高師直」と『直義」との政争。
そして守護大名たちの結合離反の繰り返し。鎌倉から室町にかけては、
争いごとばかり。いささか疲れた。
「足利尊氏」とは横暴な専制君主というイメージだったが、ここでは、
争いを好まず、戦いを避けたい平和主義者、理想主義者で苦悩する人物
として描かれている。