「結婚式は親の“徳”。葬式は子の“徳”」という。
なるほど、子供の結婚式では 親の財力。親の葬式では
子の社会的地位が如実に示される。
その一方で、最近は、会費制で親しい友人たちが主催し、
親は口出しせず(できず)という結婚式も流行りだしたそうな。
親の葬儀も 以前は 子の会社関係、取引関係の方が
多く集まったものだったが、今は、超高齢化で、
子も退職し、仕事関係のつながりも無いとなると、
親族だけの「家族葬」となる。
その親族でさえ、親の伯父、叔母、兄弟も 既に
亡くなっていて、実子と孫だけ、それも一人っ子
では、ほんの数人だけという葬儀にならざるを
得ない。
「故人を成仏させる儀式」などといっても、仏教徒で
なければ、お経も無意味なもの。
「葬儀は遺された人の自己満足のため」ともいう。
ならば、もっと自由に演出させてもらいたいと思う。